ブライアン・メイ、新型コロナに感染!!!のニュースを聞いて思うこと

ブライアン・メイ、新型コロナに感染!!!のニュースを聞いて思うこと

★デルタ株がやっと落ち着いてきたと思ったら、
今度は「連日コロナ感染者が8~9万人! 南ア発のオミクロン株の感染が急増中!」でまたもや国中がカオス、、、。

そんな週明けのUKにいきなり舞い込んできた「ブライアン・メイクイーン)がコロナ感染!!!」のニュース。

ええっ!、、、お歳もお歳だし(74歳)、大丈夫かしら、、、。
と心配になり、
各メディアで報じられているご本人の発言をいろいろ探してみると、

ブライアン・メイは「過去20ヶ月間、感染対策には十分注意を払った生活を送り、ワクチンの追加ブースター接種も受けていた(UKでは11月末から成人なら誰でも3度目のブースター接種〈ファイザー製かモデルナ製〉が可能になり、
以後猛スピードで12歳以上を対象にしたブースター接種の実施が進行中。
12月21日付のNHS&BBCの報告では「12歳以上のUK在住者の52%が追加接種を終了」している)にもかかわらず、

現地時間12月11日に、妻のアニタ・ドブソンと共に”友人の誕生パーティー会食”に出席したのが原因だったと思われる」とのこと。

「パーティーの参加者全員が3回ワクチン接種を受けていて、当日も朝ラテラルフローのテスト(UK中の薬局やNHSの公式サイトで無料配布されている自分で検査できる抗体テスト・キット)で陰性だったことも確認していたし、
これまでほとんど外出をしなかった私たち夫婦にとって、唯一と言えるほど信頼のおける最小限の集まりでした。
もちろんパーティーに出席すればリスクは伴いますが、最善の安全対策がとられていたと思っていました。

数日後の僕の症状は咳と頭痛で、重度のインフルエンザより酷い症状でした。
その後、パーティーに出席していたうちの8人が陽性だと知らされました。
ラテラルフロー・テストで私たち夫婦に陽性反応が出たのは3日後でした」

と記されている。

これだけ感染対策には充分注意を払っても感染してしまったということは、
やはり「マスク無しの集会(飲食をする際、誰もがマスクを常に着用というのは不可能)に出席した」のが原因だったのでは?、、、。

★因みに、UKでは今夏「すべてのコロナ規制を排除」して以来、
誰もがマスク無しで数万人規模のサッカー観戦やイベントに参加していたので、「マスク無しの日常」に慣れてしまっている。

オミクロン株が騒がれ始めた11月に「プランB」と称される新・規制(バスや地下鉄などの公共交通機関や、ナイトクラブ、劇場、ライブハウス等の屋内施設では”マスク着用”を義務化)を政府が慌てて発令したにもかかわらず、
未だにほとんどの英国人はマスクを着けずにあちこち出歩いている。

最近のUKでコロナ感染者が「2~3日で倍増するほど拡大中!!!」なのも、多分このへんの無用心さが原因だろう。
おかげで今のロンドンでは「5人に1人がコロナに感染している(デルタ株とオミクロン株の感染が同時進行中とのこと)」らしい。

そんな状況なので、筆者も先週3度目のブースター接種を迅速に済ませてきた(今回はファイザー製)。
もちろんワクチンも万能じゃないし、外出制限や手洗い、屋内施設における換気、等の対策もそれだけでは安全とは言えない。

でも「どうせ何をやっても無駄だから、私/俺はマスクもしないし、手指の消毒もしないし、ワクチンも打たない。
人が集まる楽しそうなイベントやクラブにもがんがん出かけて人生を謳歌するよ。
過去2年間、ロックダウンで日常生活をさんざん制限されてきたんだから。
それでコロナに感染したら、、、まぁ運が悪いと諦めるしかないよな、人は誰でもいつかは死ぬんだから」
という英国人の無謀自棄なアティチュードが、このコロナ禍を長引かせている一番の原因だと思う。

マスク着用はもとより全ての感染対策を徹底している日本では、コロナはもうすっかり収束しているようですが、
英国人(というか欧米人一般)は他人から課される規制にはとことん反抗する国民性なので、当分この騒ぎは続きそう、、、。



ロッキング・オン最新号(2022年1月号)のご購入は、お近くの書店または以下のリンク先より。

ブライアン・メイ、新型コロナに感染!!!のニュースを聞いて思うこと

児島由紀子の「ロンドン通信」の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする