撃鉄、全開!

撃鉄、全開!

撃鉄「生きてるってか死んでる」ツアーファイナルワンマン@渋谷QUATTRO。

ライヴのたびに奇天烈なパフォーマンスを繰り広げてくれる彼ら、今日は何をしてくれるのか!?と楽しみにしていたら、まずは前座に国内最年長ラッパー坂上弘(90)が黄色のスーツ姿で登場。
”交通地獄”や尾崎豊”卒業”など3曲も披露してくれて会場は沸くわけだが、この時点ですでに30分以上経過していて笑えた(笑)。

そしていよいよ撃鉄!
約2ヶ月ぶりに彼らのライヴを観たのだが、相変わらずクアトロの梁に宙吊りになって歌ったり、フロアに下りてお客さんと大縄跳びをしたり、メチャクチャで爆笑必至。
しかし、ツアーを経て天野の踊り(?)のキレは抜群によくなっていたし、演奏が急激に巧くなっていてビックリ。
彼らの最大の魅力、無茶苦茶なパフォーマンスとパンキッシュでぶれない軽やかなサウンドのギャップがより一層幅を帯び、台風の目みたいにフロアを巻き込む力強さが格好良かった。

あと、「生きてるってか死んでるのは俺のことです」と天野が個人的な話をしたMCも新鮮だった。
取材では「サーカスみたいな存在になりたい」と言っていたけど、団長ではなく天野ジョージ一人間の声に胸を打たれた。

彼らがメキメキと力を付けていると感じたのは私だけじゃないと思う。
末恐ろしいというよりも、完全に未知数、どこまでも私たちにワクワクをくれるバンドだと再確認!
あの激しいライヴの後、今夜24時から下北沢THREEでアフターパーティーを行う(!)というタフさで、どこまでも驀進して欲しい。(藤田)
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