神はサイコロを振らない初のアリーナ公演「Special Live for Double Anniversary Year 2026 “T.W. -Traversable Wormhole-” at Pia Arena MM」。
初アリーナという大きな舞台で何より浮き彫りになったのは、神サイの楽曲が持つ強度の高さ。緻密に再構築されたアレンジによって、一曲一曲の輪郭はより鮮やかになり、これまで聴いてきたはずの楽曲からも新たな魅力が立ち上がっていた。
“タイムファクター”のロックバンドとしての衝動も、“凪”の深淵なる情緒も、アリーナという空間の広さを得たことで、ますます奥行きを増して響いていた。そのスケール感に圧倒されながら、なんだかんだでいちばん力が入っていたのが、全身銀タイツの出で立ちで柳田がセンターステージからトロッコで駆け巡った“ちょっとだけかゆい”だったというのも、神サイらしくて思わず笑ってしまった。
柳田が感極まりながらバンドへの感謝を告げていたけれど、バンドとしてのかっこよさと、決して褪せない少年性をまっすぐに鳴らしながら、神サイは11年目へ突入する。まずはZeppツアー、そしてその先に続いていく未来に期待しかない。
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