【インタビュー】待望の第二期、開幕! 声優・浦和希インタビュー、OP&EDを手掛けた北山宏光×蓮(TRACK15)対談で、加速する『桃源暗鬼』の熱に迫る! - photo by SASU TEI(北山宏光&蓮)、岩澤高雄(浦和希)photo by SASU TEI(北山宏光&蓮)、岩澤高雄(浦和希)

【インタビュー】待望の第二期、開幕! 声優・浦和希インタビュー、OP&EDを手掛けた北山宏光×蓮(TRACK15)対談で、加速する『桃源暗鬼』の熱に迫る!

誰もが知る日本の昔話『桃太郎』。でも、もしその“昔話”が今も続いていたら──? 『桃源暗鬼』は、現代を舞台に、「鬼」の血を受け継ぐ者と「桃太郎」の血を受け継ぐ者、ふたつの血が交錯する因縁の物語だ。それぞれの正義と、それぞれの信念。長きにわたる対立の中で、彼らは何を信じ、何のために戦うのか。幾多の出会いと衝突を経て、鬼の血を引く主人公・一ノ瀬四季の運命もまた、大きく動いていく。
2025年に放送された第一期「京都編」「練馬編」に続き、TVアニメ『桃源暗鬼』はいよいよ第二期「〜日光・華厳の滝編〜」へ。京都、練馬での激闘を乗り越えた四季たちを待っていたのは、羅刹学園での新たな修行。その先で、鬼と桃太郎をめぐる物語は新たな局面を迎える。戦いを重ね、力を増してきた四季たちは、次なる試練にどう立ち向かうのか──。
今回CUTには、一ノ瀬四季役の浦和希、そして第二期のオープニングとエンディングを担う、北山宏光とTRACK15・蓮が登場。声と音楽、それぞれの表現に込めた思いを語ってもらった。ぶつかり合う正義と正義。その狭間で流れる血は、彼らをどこへ導くのか。さらに熱を増していく『桃源暗鬼』に迫る特集をお届けする。(山下茜)
【インタビュー】待望の第二期、開幕! 声優・浦和希インタビュー、OP&EDを手掛けた北山宏光×蓮(TRACK15)対談で、加速する『桃源暗鬼』の熱に迫る! - ©漆原侑来(秋田書店)/桃源暗鬼製作委員会©漆原侑来(秋田書店)/桃源暗鬼製作委員会

浦和希インタビュー

第一話で桃太郎機関組織の急襲を受け、自分が鬼の子であることを知るとともに育ての親を喪う──という衝撃の展開に直面する主人公・一ノ瀬四季。羅刹学園の仲間たちと切磋琢磨する中、さらに「鬼神の子」であることが判明し、「血」の運命に翻弄されながらも成長していく。浦和希は、荒々しさと優しさを併せ持つ四季に対して、憧れを抱きながら演じているという。壮絶な物語の中で感じた想いと責任感、アニメ二期への意気込みまで、四季に負けない熱さを持って語ってくれた。インタビュー=後藤寛子

四季くんはすごく主人公らしい人間。人のために一喜一憂できて、我を押し通す力もあって……自分もこうありたいと感じている

──第二期の収録に入っての感触はいかがですか?四季くんの成長をすごく感じていますね。最初は何もわからないまま巻き込まれて、周りの大人に導かれながらなんとか生きている感じでしたけど。京都と練馬での戦いを経て、引っ張られるだけじゃなく、逆にみんなを引っ張っていくくらい能動的に行動できるようになった。音響監督さんにも「二期からは四季が周りに影響を与えていくところがあるので、そういう意味でもまた新しい四季を見せてください」と言われたので、「頑張ります!」と気合を入れ直して臨んでいます。さらに、第二期から新キャラクターがぞくぞく出てきて、新しい声優さんが座組に入られたので、現場全体の雰囲気も少し変わったと思います。先輩が多いんですけど、みなさん全力でエンジンをかけてきてくれているのを感じて嬉しかったですし、こちら側も気持ちが引き締まりました。──第一期を振り返って、特に印象に残っているシーンはありますか?全部印象的でしたけど……ひとつめの山場としては、やっぱり京都編の桃宮唾切との戦いですね。重力の攻撃を受けて這いつくばりながら、どうにか立ち上がって、芽衣のために言葉を紡ぐシーンがすごく印象に残っています。『桃源暗鬼』での鬼という存在を現実に置き換えたら、マイノリティ、いわば弱者側じゃないですか。それでも幸せを望んでいいんだ、笑ってもいいんだというメッセージは僕自身にも響いてきたし、芽衣と同じような気持ちの人にも届いてほしいなと思って演じたので、ずっと心に残ってますね。──メッセージ性とともに、シチュエーションとしても大変なシーンで。あんなに重力をかけられたことはないので、かなり大変でした(笑)。イマジネーションを働かせつつ、体を重くしてみたり、いろいろ試行錯誤したうえで演じさせてもらいました。喉の消費としては結構厳しかったことを覚えています。しかも唾切が、岸尾だいすけさんのお芝居によって本当にイヤな奴になっていて! 岸尾さんのことが嫌いになってしまいそうなくらいの迫力でした(笑)。そのおかげで素直な怒りが湧いてきて、ひとりで練習していた時よりもっと深いところに踏み込めたと思います。──大変なシーンの前は、「やってやろう」と気合が入るタイプですか?難しいシーンほどやり甲斐を感じます。お芝居にはいろいろな答えがあると思うんですけど、その中で視聴者さんも制作陣も納得させられて、さらにみなさんの想像を超えたいという思いが常にあるので。誰かのお芝居をなぞったものじゃなく、俺だからこそ出せるものを出したいし、自分の限界を超えた先にあるお芝居を出してやる!みたいな気持ちになります。──四季も限界を越えて闘っていくわけですが、演じながらご自身が影響を受けることもありますか。ありますね。特に年齢やキャリアを重ねると、できないことに対して簡単に言い訳が言えるようになってしまうじゃないですか。四季くんは、もちろん若さもあるとは思いますけど、絶対言い訳しないので。僕も弱音を吐いている場合じゃないなと立ち返ることは多いです。四季くんはすごく少年マンガの主人公らしい人間で、弱さを見せない。人のためにちゃんと一喜一憂できて、我を押し通す力もあって……言うなれば僕が子どもの時に憧れていた主人公像そのものなんですよね。彼のかっこよさを見て、自分もこうありたいと感じています。──四季という役を通して鍛えられる部分も?そもそもヤンキー系の役が初めてで、初期の頃に「もっとヤンキーのコミュニケーションで」とディレクションを受けてもよくわからなかったんですよ(笑)。僕の中のイメージでやってみたら制作陣の方々と方向性が合っていたようなので、そのまま一つひとつのアプローチを開拓していきました。セリフの文字面だけを見ると強いんですけど、その奥に四季くんの可愛さや思いやりの部分をどう出すか……言葉遣いは荒くても、こういうふうに言うと丸くなるんだなとか、人間というものを学ばせてもらっている感覚があります。やっぱり人間って複雑なものなので。絶対に矛盾してるものだからこそ、その揺れや動きを細かく表現したいと思ってやっています。
【インタビュー】待望の第二期、開幕! 声優・浦和希インタビュー、OP&EDを手掛けた北山宏光×蓮(TRACK15)対談で、加速する『桃源暗鬼』の熱に迫る! - Photo by 岩澤高雄Photo by 岩澤高雄

この作品にいちばん熱量を持って向き合っているのは自分だ、ということを自負できるように意識しています

──主人公を演じる時は、特別な意識や責任感が芽生えたりもしますか。僕個人のとらえ方ですけど、主人公を演じる声優さんによって、アフレコの雰囲気や作品の温度感が変わると思っていて。だから、この作品にいちばん熱量を持って向き合っているのは自分だ、ということを自負できるように意識しています。真ん中にいる人間がいちばん愛を持っていたら共演者のみなさんにも伝わるだろうし、作品にとって幸せなことだと思うので。そこはできるだけ熱を込めて、気持ちだけじゃなくちゃんと芝居で見せられるようには心がけていますね。最近は後輩も増えてきたので、先輩として後輩に何かを渡せるお芝居ができればと考えるようにもなりました。でも、それだけにとらわれて「うまくやってやろう」というお芝居は好きじゃないので、作品に向き合った結果こういう選択肢もあるんだよ、というところを見せられたらいいなって。──オープニング主題歌である北山宏光さんの“BACKLASH”と、エンディング主題歌であるTRACK15の“手と手”についての印象を聞かせてください。まず、“BACKLASH”はめちゃくちゃかっこいいですよね! タイトルの言葉の意味を調べたらすごく『桃源暗鬼』っぽいし、バトルの激しさや四季たちの物語にフォーカスを当てた楽曲と歌詞になっていて、気分がアガりました。“手と手”は逆にちょっと切ない、『桃源暗鬼』の世界の哀愁を表してくれるような楽曲だなと思います。鬼たちはずっと戦っていますけど、別に望んで戦っているわけではない中で、そこに至ってしまった悲しい側面をすくい上げてくれているような。2曲とも、ストーリーが進んでいくとさらに味がしてきそうですよね。──第四話からは、ついに鬼國隊が登場しますね。そうですね。キャストが一気に増えて、羅刹学園のメンバーはちょっと気圧されていました(笑)。先輩ばかりなので、いつもみたいにハシャいでいられないなと思いつつ、こっちには1話から積み重ねてきたものがあるから負けねえぞっていう気持ちで張り合いながらやっていました。特に鬼國隊の大将である等々力 颯は、同じ「鬼神の子」としてシンパシーも対抗心も芽生えますね。演じる梶原岳人さんも、先輩なんですけどわりと近い世代ではあるので、意識する存在としてすごく刺激をもらっています。──ここから、注目してほしいポイントを教えてください。鬼國隊のメンバーがどういうふうに活躍するのかに注目ですね。同時に羅刹学園のメンバーもいろいろ変化していくので、日光・華厳の滝というところでどんなドラマが生まれるのか、四季が新たな壁に直面してどういう選択を取るのかを、ぜひ見届けてほしいなと思います!スタイリング=ホカリキュウ ヘアメイク=M's hair&make-up
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