本物の音楽を追求するバンド・Paleduskの初ワンマンツアーには、本物の感情だけが共鳴していた

本物の音楽を追求するバンド・Paleduskの初ワンマンツアーには、本物の感情だけが共鳴していた
Paledusk初のワンマンツアーのファイナル公演、Zepp DiverCityはさながら祭りのようであった。

その理由のひとつとしては、Paleduskがこれまでにコラボしてきた数多くの豪華アーティストが、贅沢にも客演としてこの一夜に集結したから。(Taka(ONE OK ROCK)、CHICO CARLITO、Masato(coldrain)、Kenta Koie(Crossfaith / AFTERVOID)、粗品、VIGORMAN、Hideyoshi、AB ※順不同)

だが私は、だからこのライブがすごかったということを書きたいわけではまったくない。
そうしたアーティストたちとコラボ曲を発表し、彼らがステージに駆けつけてくれること自体が、Paleduskにそれだけの実力と人望があるという証明にほかならないからだ。

むしろライブの中で私がいちばん感動したのは、昨年11月にリリースしたアルバム『PALEDUSK』に新録されていた曲たちが、セットリストの中で輝いていたこと。
特に本編終盤に披露された“I'm sorry”。BPMは遅めでどっしりとした佇まいの曲だが、メンバー各々が感情を爆発させて、ライブの一瞬一瞬に命を懸けていることが、音を通して胸に突き刺さってきた。

ここまでストイックに自らを追い込んで音楽と向き合っているバンドはそうそういない。自分たちの好きな音楽を貫きながら、貪欲にあらゆる音楽を呑み込んで生まれたPaleduskという人格は、ものすごく硬派で、それでいて眩しいほどのオーラを放つ華やかさを持ち合わせていた。

本物の音楽を追求するアーティストは、飾らずともありのままをさらけ出すほどに、その真価が発揮されていくものだ。剥き出しの感情をステージにぶつけるPaleduskを観て、彼らは別格のバンドだとまたしても実感させられた。(有本早季)
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