あらゆるクリエイティブを自ら手掛ける6人組のオルタナティブクルー・
S.A.R.。ソウル、ヒップホップ、R&Bの要素を滑らかに行き来しながら、日本の音楽シーンのどこにもない音を鳴らす存在として注目しており、渋谷WWW Xで開催された二度目のワンマンライブ「Return of Kool Theory」に駆けつけたのだが、そこには音源を超えた濃密なグルーヴが満ちていた。
独特な発声を持つsantaのボーカルがコンダクターとして野性味と洒脱さを併せ持つリズムを操りながら、ステージの内側から外へ外へと放熱していくようなグルーヴの紡ぎ方が唯一無二。そのグルーヴにただ身を任せていれば、きめ細やかなビートの温度が体中にじんわり染み渡り、その熱が自然に歓声や拍手として発散されていく──そんなフロア全体で高まるようなピースフルなライブスタイルが心地よかった。
ライブの最後には、3つの大きなニュースが発表! ①春にファーストEPをリリースし、その作品をもってポニーキャニオンのIRORI Recordsからメジャーデビュー。②5月にはEPを引っ提げて東阪ツアーを開催。③ライブで初披露した新曲“Side by Side”を1月29日に配信リリース……とますます活動の幅を広げていく。
2025年、飛躍間違いなしのS.A.R.。そのライブにしかないグルーヴを早めに体感してほしい。(畑雄介)
新曲“juice”にちなんで配布されたジュース。S.A.R.らしい複雑な味がした
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