大阪府寝屋川市発のパワーポップスリーピースバンド・the paddlesが、現体制ラストとなる2nd EP『オールタイムラブユー E.P.』をリリースしたということで、今の思いとバンドのこれからについて話を聞いてきました。
カップルのリアルな日常を描き、多くの共感を得てスマッシュヒットを飛ばしている前作EP収録の“ブルーベリーデイズ”に続き、今作の一曲目を飾る“愛の塊”はより繊細な恋愛模様を描き、歌詞の世界観が広がった。《「死ぬまで一緒に居よう」よりも/来月の予定を聞いてよ/「絶対」なんて言うよりも/「たぶん」をちゃんと守ってよ》という歌詞には、自分の体験も蘇ってきてドキッとさせられました。作詞作曲を担当している柄須賀皇司(Vo・G)の歌詞は、素直でかっこつけていない、言葉にするには恥ずかしくて気を使ってしまうようなこともピュアに伝えてくれるからドキッとするのかもしれない。この曲は彼女目線のように見えるけど、彼氏だって同じことを思ったりするから共感性の高い歌詞だと思う。楽曲はもちろん、歌詞にも引き込まれるのが、the paddlesの大きな魅力のひとつ。
結成から10年を迎える彼らだが、局所性ジストニアのためにライブ活動を休止していたドラムの加賀屋航平が今作を最後に脱退する。そのことについて、メンバーのふたりはどのように考えているのか。果たしてバンドはどうなっていくのか──今回は最新作の話だけでなく、彼らの未来についてもたっぷりと語ってもらいました。
JAPAN2月号では今作にスポットを当てたインタビューを、そして本誌では収まりきらなかったバンドの現状から未来に続く話をrockinon.comで掲載中! ぜひともお見逃しなく!!(岩田知大)
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大阪からパワーポップを届け続けて10年のthe paddles──現体制ラスト作『オールタイムラブユー E.P.』に込めた思いと、これからを語る
2025.01.14 11:00