これまで、ドラマのように決まった題材に合わせて作詞作曲をすることがなかったこうきにとって、本作の制作が大きな経験になったという。フロントマンの成長はバンドの成長に大きな影響をあたえると私は思っているのだが、まさにこの楽曲がココラシカの新たな可能性を見出してくれたはずだ。自分の気持ちよりも周りにどう思われてるかが気になったり、周囲に振り回されて、自分の大切なものを見失うこともあるだろうなと。「自分にとって大切なものはなんだろう?」と気づき直せる、考え直せるきっかけになる曲にしたいなと思ったんです(こうき)
YouTubeでアップされている“溶けないで”や“最後の花火”などのMVのコメントでも海外の反響が増えているココラシカ。9月に開催した自主企画イベントにも海外のファンが観に来ていたり、MCでもそのことに触れていた彼らは、11月に開催された国際的な音楽マーケット『東京国際ミュージック・マーケット』のASIA DAYに出演した。インドネシア、香港、台湾、タイのアーティストが並ぶ中、日本から彼らが選ばれたのも海外からの注目が集まっているからだろう。
結成当初から海外を視野に入れていたそうで、まさに大きなチャンスとなった今回の経験を経て「普段のライブとの空気感の違いも感じたし、これから海外に向けて発信していくうえで『もっと頑張ろう』という感覚になれました」と話すこうき。来年3月には初のワンマンライブも開催するココラシカの2025年がどのようなものになるのか。今から楽しみで仕方ない。
インタビューでは、メンバーの人柄がとても伝わってくる「大切なものを見失いそうになった経験」というお題にも答えているので、ぜひ全編をチェックしてみてください!(岩田知大)