早朝、昨夜観たSUPER BEAVERのライブが夢に出てきた。夢の中の武道館はやはり超満員で、SUPER BEAVERは"突破口"を歌い、"小さな革命"を歌い、渋谷龍太が滑舌良くMCをまくし立てていた。あまりの熱量の高さにはっとして目覚めた。長く彼らのライブを観てきたが、こんな経験は初めてだった。
SUPER BEAVERが今年武道館に立ったのはふたつのツアーの合計で5日目だ。
それは2024年すべてのアーティストの中で最多だという。それを武道館という会場の持つマジックに頼らず、さらに周年ツアーでもアルバムリリースツアーでも無い形で普通に行えてしまう現在のSUPER BEAVERの動員力は破格だ。
2月に行った方の武道館3日間でアンコール封印宣言をした彼らは、この日も本編のみでの完全燃焼だった。そして通常の武道館公演では関係者用に割り振られるステージから見た正面の一階南スタンドは、熱い一般客に開放されている。
SUPER BEAVERにとっては普通のこのライブは、武道館公演としては相当に特殊で、現在の彼らの凄みを存分に感じさせてくれた。
(海津亮)
SUPER BEAVER、2024年5日目の武道館で感じたその凄み
2024.12.05 16:59