ヘヴィでアグレッシブなギターロックに、ポップでエモーショナルなボーカルが魅力で、昨年は、ROJACKの優勝アーティストにも選ばれた実力を持つ4人組です。
前作EP『Day funny』から約半年、新作となる1stミニアルバム『1/6』が11月29日にリリースされます。
この、前作よりさらにキャッチーで様々なSEKIRARAの音楽性を詰め込んだ新作について、メンバー全員にインタビューをしました。
メンバー全員が大阪在住ということで、今回はスカイプを使っての遠隔取材でしたが、その距離を感じさせない楽しいインタビューになりました。
『ROCKIN’ON JAPAN』でのインタビューは初ということで、バンド結成のいきさつなども聞いています。
誌面では文字数の都合で触れられなかったのですが、SEKIRARAの音楽が非常に多様性に満ちているのは、メンバーの音楽嗜好がバラバラだというところから来ているようでした。
せっかくなので、誌面には載せられなかった、それぞれのフェイバリットを紹介しておきます。
まず、フロントの大波ユリカ(Vo・G)は、もともとソロのシンガーを目指し「Superflyになりたかった」のだとか。
その後、「Superflyは2人もいらん」ということに気づき、バンドという形態へ気持ちが移ったという話が興味深かったです。
ギターのミーア・クボコ(G)は、何よりも「LUNA SEAが一番好きで、SUGIZOさんラヴです」と、次のLUNA SEAのアルバムリリースのことまで語り始めるという、筋金入りのSLAVEでした。
他にもメタリカやニッケルバックなど、ラウドなロックやジョン・メイヤーなどの名前も挙がり、彼女のギターがアグレッシブでエモいのは、そうしたバックボーンがあるからこそなのだと納得。
ドラムの梅灸院マドカ(Dr)は、東京事変やTHE BACK HORNのほか、タワー・オブ・パワーをフェイバリットに挙げ、リズムが強くグルーヴする音楽が好みのよう。
そして、最年少で、ベース未経験からSEKIRARAに入って、正式加入後まだ約7ヶ月という綾小路ヒマリ(B)は、「女性ボーカルが好き」で、木村カエラの名前を挙げていましたが、音楽を好きになったきっかけは、東方神起なのだとか。
この見事にバラバラな趣味嗜好が、SEKIRARAのポップなのにロックで、キャッチーなのにエモという、不思議な個性を生んでいます。
そして、その多様な魅力が6曲それぞれに表現されているのが、まさにこの新作、『1/6』です。
その新作への思いが語られたインタビュー記事を、本日発売の『ROCKIN’ON JAPAN』で、ぜひチェックしてみてください。(杉浦美恵)