
Zepp DiverCityでのファイナル。
メジャーレーベルと離れて、自分たちの力でより真摯に音楽と向き合うための場所「image world」を作り、ミニアルバム『blue』をリリースしたばかりのタイミング。
鍵盤に、FLOWER FLOWERやエレファントカシマシで知られる村山☆潤を迎えての5人編成。
5人とも黒の服をまとった視覚的にも、音の彩りと広がりが増幅した聴覚的にも、これまでと大きく違うandropだった。
圧巻だったのは、ずっと描いてきた眩しい光ではなく、闇と絶望をえぐった新譜『blue』の曲をまとめた終盤戦。
生々しい切迫感が強烈で、自ら環境を大きく変えたandropが今奏でたいのはこれなんだという、有無を言わさない説得力があった。(小松)