2000年ロ ンドン&イビサ 2

2000年ロ ンドン&イビサ 2

(3) 山下と前田到着。
しかし、入口で「フォトパス出てるはずなんだけど」
「きいてない」とカメラを取り上げられそうになる。
それから「V2レコードUKの○○」とか「ツアー・マネージャーの××」
とかありとあらゆる人に対して伝言ゲームを発した末、
40分後にようやく「あ、ほんとだ。この野球帽被った
ジャパニーズ・ガイ(と言われたのだ、ほんとに)、
ゲスト・リストにフォトパス必要って書いてある」
という確認がなされ、入場できる。
と書くと自分で交渉したみたいだけど、実際はてきぱきと話を
通そうとしてくれている山下えりかの横で、あーうーあーうー
言っているだけだったのであった。
英語が話せない自分がうらめしい。

(4) 新人の♀シンガー、レギュラー・フライズ、そしてアンダーワールドの
ライヴを写真撮りつつ堪能。
途中で、イースタンユース吉野似の青年に
「BUZZの兵庫さんですよね!」と話しかけられる
(ちょっと前に、掲示板に書きこんでいた人と思われます)。
グラストンに行ってきたそうで、日焼けしていた。
リキッドやクアトロでも話しかけられたことなんかほとんどないのに、
何故ロンドンだと二連発で話しかけられるのか。
そして、そういえばBUZZ NIGHTの常連にも
一人吉野似の男がいるのだが、BUZZ読者には吉野顔が多いのだろうか。
多くても少なくてもいいが。

(5) ライヴが終わり、ホテルへ戻るとAM3:00。
しかし翌朝の飛行機でイビサへ飛ぶので、6:30には
ホテルをチェックアウトする。
ヒースロー空港で搭乗手続きをしたら、「バルセロナ乗り換えだから
そこでもう一回チェックインし直すように。荷物も一回受け取って、
預け直すように」と言われた(と思う)のだが、バルセロナへ着いた途端
機内放送で呼び出される。

行ってみると、出口んとこでムダに愛想のいいスペイン男が待っており、
「はい、もうチェックインしてあげたからね」とチケットを差し出す。
「え? 荷物は?」「オーケーオーケー、ダイレクトで行くから大丈夫」
と言われ(たと思う)、楽でいいなあと喜ぶも、そのチケットを見ると
座席番号のところに「XX」と書いてある。
どういうこと?
乗り換え先の、ヨーロピアン・エアの飛行機まで
行ってみたところ、その謎が解けた。

自由席なのだ。バスに毛が生えたくらいの大きさの、携帯なんか
かけようもんなら一発で墜落しそうなプロペラ機。
「……ほんとにちゃんと俺のスーツケース積んであるのかなあ」
と不安になる。

(次回に続く)
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