2000年 7月18日(火)
前にもちょっと書きましたが、私、6月27日出発7月6日戻りで
8泊10日という、これまでもなかったし今後もきっとないであろう
長い出張に行っておりました。
そもそもは、
1.イビサへ行って、2000年夏のかの地がどうなっているのか見てくる
2.英国はエセックスで、ソロ・アルバムを完成させたプロディジーの
マキシムのインタヴューをする
の2つが目的だったのだが、27日に、2人になって初の
アンダーワールドのライヴがあるからどうせだったら見たい、
そういえば7月1日にはレディオヘッドのロンドン・ライヴがあるので、
そこにも何とか潜りこめないか、と色々くっつけていった挙句、
さらに土壇場でマキシムの取材が2日延びたりもして、
こんな長いことになったわけです。
考えたら出張以外を含めても、こんなに長い間旅をしたこと自体が、
人生上初なのであった。
で、初めてだけあって、なかなかにトラブル続きなのであった。
なので、以下、そのトラブルいくつか。
(1)6月27日火曜日の朝、成田へ。
11:00にマキシムの担当ディレクターと待ち合わせていたのだが、
その10分前、空港に着いた途端携帯が鳴る。
「すいません、行けなくなっちゃいました」
よって急遽一人旅になり、慌てて会社に電話してホテルの場所やら
アンダーワールドのライヴ会場であるアストリアの場所やらを調べまくる
(というか、「ねえ、アストリアってどこの駅で降りればいいの?」
などとバイトさくらに教えてもらう)。
ただ、こんなのは序の口だった。
(2) 同日夕方、ロンドン着。一緒に行けなくなったフォローとして、
ディレクターが車を手配してくれており、感激する。
しかしその初老の白人運転手が、ちょっとどうかと思うくらい
制限速度を守る人だったため、ホテルに着いたのは
ライヴの開演時刻、20:00。
大慌てで荷物だけ置いてホテルを飛び出し、タクシーを
拾おうとするも、「電車の方が早いかも」と道行く人にききながら
最寄りの地下鉄の駅を目指したら、駅前にアストリアがあった。
よかった、タクシー乗らなくて。
20:00を回っているのにまだ開場していないので、そのままぼけーっと
弊社特派員山下えりか&前日にロンドン入りしているRO編集部前田を待つ。
「あんたと会ったことあるんだけど、どこで会ったのかあんたが
誰なのか分からない」という日本人の女の子と話しつつ時間をつぶす。
(次回に続く)