発売中のCUT10月号で『ホウセンカ』特集をお届けしています!
社会現象も巻き起こしたあの傑作アニメ『オッドタクシー』を手掛けた木下麦さん(監督)×此元和津也さん(脚本)タッグによる劇場アニメ『ホウセンカ』が、いよいよ10月10日に公開。アニメーションで実写的なリアリティを描き出すタッグが今回描くのは、しがないヤクザ・阿久津のろくでもない人生と、そんな中でも確かに訪れた、ささやかであたたかな「あの日々」について。
今回CUTでは若き日の阿久津役・戸塚純貴さんと、共に暮らしていた那奈役・満島ひかりさんにインタビューを敢行。初共演となったお互いの印象について、声の芝居の難しさについて、そして何気ない日々の豊かさを描く本作の魅力についてじっくりと伺いました。ゆったりとしたおふたりの仲良し対談から、以下一部を抜粋してご紹介します。
満島さんの那奈は本当に素晴らしくて。技術面でも気持ち面でも、すごくリードしていただきました(戸塚)
監督は、日常と地続きにあるような世界観にしたいとお話されていて。最初は自然な話し方のトーンを探っていったよね? 声のちょっとした違いで絵の見え方が変わって見えるので、毎回ドキドキしちゃって……戸塚さんはすごいなあと思っていました(満島)
すごい? 何がですか?(戸塚)
……ぼーっとされている感じが?(満島)
──それは褒め言葉ですよね?(爆笑)(戸塚)
めちゃくちゃ褒め言葉です! 戸塚さんの作る阿久津が柔らかで、田舎町のなんでもない日常を過ごしているリズムだったから、どうしたら私もついていけるかな?と考えながらやっていました。夏の暑い日の午後、外に出ると、空気もぼやーっと見えるじゃないですか。あれと同じような声を出されるんですよ(満島)
もちろん撮り下ろしポートレートも掲載しています。冒頭のオフショットをご覧いただければ一目瞭然、2023年の収録ぶりの再会とは思えぬほど仲良しで飾らないおふたりを見ていると、いつのまにかスタジオ全体も和やかモードに。カメラマンは満島さんの友人でもある嶌村吉祥丸さん。誌面にはおふたりの自然体な笑顔をおさめた写真を掲載していますので、インタビュー全文とあわせてぜひお手元でじっくりご覧いただきたいです。
CUTの『ホウセンカ』特集では木下監督のインタビューも掲載しています!
こちらも後日ご紹介しますので、お楽しみに!(田畑早貴)
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