2009年発表のセカンド・アルバム『イッツ・ノット・ミー、イッツ・ユー』以来の新曲“Hard Out Here”を発表したリリー・アレンだが、同曲のインスピレーションについてリリーが美容整形外科に行った経験がもとになっていることが明らかになっている。
リリーは2011年に第一子を出産した後、イギリス・ロンドン中心部に位置し開業医が多い高級住宅街として知られるハーレー・ストリートにある美容整形外科を訪れ、レーザーによる脂肪吸引手術の相談に行ったという。その際、医師からは太もも、お尻、ひざ、背中、胃のまわりの手術を勧められたものの、第二子を妊娠している事実を知り、最終的に手術は行わなかった。
この経験を元に書かれたのが“Hard Out Here”の歌詞で、「骨が透けて見えるくらいじゃないと太っているんでしょ」、「6号サイズの服が入らなくて美人じゃないなら金持ちか料理上手じゃなきゃ話にならない」など、世間一般では細身の女性が求められていることに言及。ミュージック・ビデオでは、手術台に寝かされ脂肪吸引を強いられるリリーが、「どうしてこんなだらしない身体になってしまったんだ。」とマネージャーらしき男性に詰められる模様が描かれている。
“Hard Out Here”のミュージック・ビデオはこちらから。
先日公開されたリリーの“Somewhere Only We Know”がフィーチャーされた「ジョン・ルイス」のCMはこちらから。
また、リリー・アレンは12月にコールドプレイとコメディアンのリッキー・ジャーヴェイスらとともに1回きりのライヴ・イベントをチャリティとして行うことを明らかにしている。
イベントは12月19日にロンドンのハマースミスにあるアポロシアターで行われる、「コールドプレイ・プレゼンツ・アンダー1ルーフ(コールドプレイの一つ屋根の下)」というもので、収益はロンドンとブリストルの環境的に恵まれない児童を支援する団体キッズ・カンパニーに寄付されるという。