メタリカのカーク・ハメット、生前のルー・リードの糖尿病への徹底したこだわりを語る
2013.11.12 21:15
10月27日に他界したルー・リードについてメタリカのカーク・ハメットは、ルーが自身の健康をめぐってなにかとこだわっていたことを明らかにしている。
メタリカは2011年の『LULU』でルーとコラボレーションを重ねた関係からルーと親交を重ねることになり、食事をともにすることも多々あったことを明かしていて、『Q』誌に次のようにルーが注文する時のほとんど儀式となっていた仕草を紹介している。
「メニューを握ったまま、唱え始めるんだよ、『砂糖はだめ! 砂糖はなし! 俺には砂糖は必要ない! 砂糖なし!』ってね」
肝臓疾患を患っていたと同時にルーは糖尿病にもかかっていて、砂糖が少しでも身体に入らないように異常なほど気を遣っていたとカークは説明している。
「糖尿病のせいで、そこにはほんとこだわっていてね、ルーの食べるものの半径320キロ以内には砂糖の持込み禁止っていうくらいの勢いでレストランの全スタッフにわからせるっていう感じなんだよ。砂糖についてはもう断固として自分を貫くという感じだったよ」
カークとラーズ・ウルリッヒはこのインタヴューでルーを懐かしそうに回想していて、ラーズは「ルーのユーモア・センスって独特にねじれてるんだよね。(ルーとのコラボレーションは)お互いの違った経験がクレイジーに組み合わさったようなものだったな。お互いやっててものすごく楽しかったよ」と振り返っている。