レディー・ガガはかつて自身のライヴの楽屋への備品のリクエストとして「ふさふさなピンクの陰毛が生えたマネキン」を要求していたことが明らかになっている。
ガガはこのマネキンをモンスター・ボール・ツアー中に興行側に要求していたというが、今回、ガガが元アシスタントであるジェニファー・オニールと争っている係争の過程で明らかになった。
法廷に提出された書類からレディー・ガガが自身の楽屋の雰囲気に望んでいる要素が明らかになっていて、次のようなものを所望していたとか。
「グラム・ロック的な佇まい、壁は黒とシルヴァーのサテンで覆い、レディー・ガガの好きなアーティストらの古いポスターを飾ること。アーティストはデヴィッド・ボウイ、クイーン、エルトン・ジョン、ビリー・ジョエル、ビリー・ホリデイ。それと手元に残されているレディー・ガガが目下気に入っているファンのアート作品。また、レディー・ガガはふさふさなピンクの陰毛が生えたマネキンを所望しています……」
その他にもレディー・ガガはジェイムソンのウィスキーや赤と白の高級ワイン、さらにストローを1パック(必ずエクストラ・ロング・サイズであること)を要求していたとか。
なお、今回レディー・ガガを訴えている元アシスタントのオニールは、元々レディー・ガガとは何年も前から付き合いのあった旧友だった人物だとガガは自身のツイートで明らかにしている。
オニールは残業7168時間分が未払いになっているとして38万ドル(約3450万円)の賠償を要求していて、訴えではオニールは自身がレディー・ガガの殺人的なスケジュールに対応できるように「シャワーを浴びた後のタオルをすかさず用意するほか、個人的な目覚まし時計の役を任されていた」としている。
これに対してレディー・ガガはオニールが要求している金額はむしろ乳がんを患っている自身の現スタッフに譲りたいと明らかにしている。
「彼女(オニール)はこれ以上1ドルたりとも受け取る資格がないから。彼女が要求している金額はそっくりそのまま、懸命に働いてくれてそれにふさわしいスタッフに当てたいと思う」
「乳がんを患っていて切除手術を控えているソニアに贈りたいと思う。新しいチューブトップがほしくて請求しているオニールなんかにはあげないわ」
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