4月24日にセカンド『Master of My Make-Believe』をリリースするサンティゴールドはLMFAOやデヴィッド・ゲッタなどの今時のポップ・スターは嫌いだと発言している。
2008年の『サントゴールド』に次ぐ今回の新作を制作するにあたってレコード会社がLMFAOなどのアーティストの方向性を要求していたことをサンティゴールドことサンティ・ホワイトはNMEに語っている。
「LMFAOとかデヴィッド・ゲッタなんかわたし、嫌いだから。でも、(アルバムを書いている時も)レーベルは『ヒット曲はどこよ?』って感じで」
サンティのレーベルであるアトランティックはサンティにレディー・ガガを手がけたレッドワンや、リアーナやケイティ・ペリーを手がけてきたスターゲイトなど「有名なヒットメイカー」と組むように促してきたという。
サンティもこれまでリースやアシュリー・シンプソン、リリー・アレンなどといったアーティストのヒット曲を共作してきたわけだが、レーベルが促してきたコラボレーションを試してみると、ソングライティングのアプローチもすっかり変わってしまったとサンティは説明している。
「わたしが他人に曲を書いていた時はまずプロセスももっとオープンなものだったのね。でも、そういうやり方もがらっと変わってしまって。わたしが一緒にやろうとしたある人なんて、『ヒット曲を書きたいと思うんだったら、それと決まったコードを使わなきゃだめなんだよ』っていうノリだったし」
さらにサンティは「すごく重傷なスランプ」にも陥ったため、今回のソングライティングは相当に辛かったと語っている。サンティとしては、スランプは『サントゴールド』を2年間もツアーして回ったことで消耗しきってしまったためだと説明している。
なお、サンティはファーストをリリースした後の2009年に自身のアーティスト名をサントゴールドからサンティゴールドに改名している。
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