今年は『ザ・キング・オブ・リムス』の大々的なツアーに乗り出すレディオヘッドだが、3月からアメリカで公開されるドキュメンタリー映画『The Island President』にこれまでのバンドのカタログから14曲提供していることがわかった。
『The Island President』は昨年の9月に開催されたトロント映画祭で最優秀ドキュメンタリー作品賞を受賞し、今週開催されるサンダンス映画祭でも上映されるが、内容はインド洋の環礁に立つ島国モルディヴ共和国の大統領モハメド・ナシードが気候温暖化による地盤沈下に国土が見舞われていることを世界中に訴えて奔走する姿を描いたもの。
映画に挿入された楽曲には“イディオテック”“エヴリシング・イン・イッツ・ライト・プレイス”“レコナー”“ハウス・オブ・カーズ”“ハウ・トゥ・ディサピア・コンプリートリー”などが含まれているとか。
トム・ヨークはバンドのオフィシャル・サイトで映画への支持を次のように明らかにしている。
「『The Island President』はモルディヴについての映画で、気候変動の論議のなかで小国としての意見を届けようとするナシード大統領の奮闘努力を描いた作品。海面の上昇を止めるためになにかしらの措置をうたないと、この国の人たちはすべてを失うことになる。海に沈むことになるからね。そうした話を物語るために助けになるものとしてぼくたちの音楽が使われているんだ」
映画『The Island President』についてはこちらから→
http://theislandpresident.com/
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