10月5日に『デュエッツII』をリリースするトニー・ベネットは収録曲“ボディ・アンド・ソウル”で共演しているエイミー・ワインハウスについて、エイミー自身が深刻な事態に陥っていたことも、また長生きもしないだろうともわかっていたはずだと語っている。
アメリカの深夜帯のトーク・ショー『ザ・デイリー・ショー』に出演したトニーは、新作『デュエッツII』について語り、エイミーとの共演となった“ボディ・アンド・ソウル”のレコーディングについても振り返った。エイミーの父ミッチが最終的にエイミーの死の原因としてアルコールを挙げているのと同様に、トニーはエイミーがアルコール中毒を乗り越えることができなかったと語っている。
トニーはエイミーが「かなり深刻な事態に陥っているのもわかっていたし、ずっと生きられないこともわかっていたよ」と語っている。「それは薬物のせいじゃなくてね、最後までアルコールだったんだよ」。
「(レコーディング)当時、エイミーは深刻なことになっていてね。周りの人たちにはまだわかっていなかったことをエイミーは本当はもうわかっていて、実際ぼくなんかはね、レコードを作っていた当初はまだ気がつかなかったね。でも、エイミーにはかなり深刻な事態に陥っているのもわかっていたし、ずっと生きられないこともわかっていたんだよ。それは薬物のせいじゃなくてね、最後までアルコールだったんだよ」
トニーとエイミーの“ボディ・アンド・ソウル”はエイミーの28歳の誕生日になるはずだった9月14日にダウンロード・リリースされている。このシングルはミッチが立ち上げたエイミー・ワインハウス基金に寄付されることになっていたが、ただ、ミッチが申請する前に関係のない第3者が「エイミー・ワインハウス基金」の名を先に申請登録してしまったため、銀行口座の開設ができなくなっていて、現在ミッチは自分宛てに送られた寄付の返却作業に追われているという。
“ボディ・アンド・ソウル”のレコーディング風景とレコーディングについて語るエイミーの動画はこちらから→
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=F9BZLTuYMXI
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