ガールズのクリストファー・オーウェンスが「深刻なアヘン中毒と闘っている」と語る

ガールズのクリストファー・オーウェンスが「深刻なアヘン中毒と闘っている」と語る - 『ファーザー、サン、ホーリー・ゴースト』『ファーザー、サン、ホーリー・ゴースト』

9月7日に新作『ファーザー、サン、ホーリー・ゴースト』をリリースしたガールズだが、ボーカルのクリストファー・オーウェンスは自身の「深刻で強力なアヘンへの中毒」について新作で綴っていると語っている。

クリスはアルバムのツアーの前にこの中毒を断ち切らなければならず、そうしない場合にはツアーには持ちこたえられないことをピッチフォークに語っている。特に“ジャスト・ア・ソング”は自身の中毒体験について触れているとクリスは次のように説明している。

「地に足を着けなきゃっていうくだりはぼくの薬物中毒について歌ったものなんだよ。“ジャスト・ア・ソング”は今度のアルバムじゃ一番パーソナルな曲なんだ。自分の今の気持ちを最もよく言い表した作品なんだよ。ぼくは今、深刻で強力なアヘン中毒と闘ってて、自分が今体調を崩しているのもそのせいなんだ。ツアーに備えて身体をきれいにしなきゃならないからなんだよ」

「身体をきれいにしないと、人との接し方が最悪になるし、そうじゃなきゃ四六時中アヘンを探すことになるか、体調を崩すかのどれかなんだ。これまでのツアーでは必ずそうなってきたんだよ。この中毒をどうにかするのって、考えられる限り最悪のものなんだよ。どうしていつもこれに戻っちゃうのかはわからないけど、そうなっちゃうんだよ」

その一方でクリスは薬物は自分の書いている音楽をかきたてるものになっていて、「ある感情をピンポイントで捉える」のに役立っていると語っている。

「ぼくのなかで音楽をすごく真剣な形でかきたててくれるんだよ。ある1点に集中させてくれるんだ。薬にどっぷり漬かっていると、あるエモーションをピンポイントで捉えることができるし、ぼくの曲はほとんどがそうやって書かれたものなんだ。これは何度も問題になってきてるテーマなんだ。ぼくがヒーローとしてきたアーティストはみんなまったく同じ問題を抱えてきたものだし」

ガールズは11月にイギリス・ツアーを予定している。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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