昨年のレディング・アンド・リーズ・フェスティバルでの再結成ライブが絶賛を呼んだリバティーンズだが、リバティーンズのマネジメントは今年中のライブ活動の有無についてNMEに対して明らかにした。
先にカール・バラーは2011年にリバティーンズとしてフェスティバルに出演する可能性はあるかもしれないと語っていたが、カールも事務所も、今ではその可能性がほとんどなくなったことを明らかにしている。
特にカールは投資ファンドのパワーアンプ・ミュージック社とソロ・アーティストとして出資契約を結んでいて、一部の新聞報道ではこの契約がリバティーンズとしての活動も含んでいるのではないかと指摘していたが、そうではないことを事務所側は発表している。
「一部の報道で伝えられていることとは違って」と事務所側は説明している。「リバティーンズはパワーアンプ・ミュージック社とは一切関わりがなく、リバティーンズとしてのライブも当分の間は予定されていません。その一方で、バンドのメンバーはそれぞれに個人のプロジェクトを現在も続けている状態です」。
カールは昨年8月にパワーアンプ・ミュージック社と50万ポンド(約6650万円)の出資契約を結んでいて、この資金をカールはファースト・ソロ『カール・バラー』の制作費に当てていた。その見返りとしてパワーアンプ・ミュージックはレコードのセールスも含めて、このソロ作品に関連したあらゆる活動の収益の一部を受け取るという契約になっているとか。その「活動」のなかにリバティーンズとしてのライブも含まれているのではないかとの推測がリバティーンズのライブの可能性として取り沙汰されていたのだが、どうやらそういうことではなさそうだ。
カールが一連のライブ活動を続けている一方で、ピート・ドハーティも大々的なイギリス・ツアーを9月に予定している。
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