全世界で2,500万枚以上、ここ日本でも累計100万枚以上の売り上げを記録しているサイモン&ガーファンクルの名作中の名作『明日に架ける橋』の40周年記念盤がいよいよ4月にリリースされる。
このアルバムのボーナスDVDでは、当時の貴重な証言の数々が、ポール・サイモンとアート・ガーファンクルの2人や、当時の関係者によって次々と明かされていくという。DVDのタイトルは『ハーモニー・ゲーム』。下記、そこで明かされる秘話の一部をご紹介。
・“明日に架ける橋”はもともと2ヴァースしかなくて、あとで最後の1ヴァースを加えた
・“ボクサー”の途中、突然エコーがかかった「ドン」という音は当時の<コロムビア・レコード>で録音された
・“いとしのセシリア”のリズムはロスアンジェルス、ジョージ・ハリスンが書いたビートルズの楽曲でも有名な「ブルー・ジェイ・ウェイ」にあるポールの自宅で録音。ポールとアートが自分の足(もも)を叩いていた音をループさせて使用
といった秘話の数々がDVDに字幕入りで収められている。さらに、当時アメリカでは波紋を呼んだ1969年の幻のドキュメンタリー『SONGS OF AMERICA』がそのままの形で収録されるという。これには、ケネディ大統領やキング牧師など、1960年代に惜しくも暗殺されてしまった人々の映像をバックに“明日に架ける橋”が流れ、様々な反戦メッセージが溢れる映像で、当時の<AT&T>があまりにも過激な内容でスポンサーを降りてしまったという逸話も残されている。これらの貴重なドキュメンタリーがついにDVD化されることになった。(ちなみに日本ではNHKにて「サイモン&ガーファンクル・アメリカを歌う」というタイトルで放映されている)
そして、日本版のブックレットには邦題『明日に架ける橋』というタイトルに至る過程や当時の音楽業界秘話など、貴重な証言の数々を収録。対訳も新規に三浦久が担当している。