ラップ界最大の事件、ノトーリアスB.I.G.銃撃事件が再捜査へ

ラップ界最大の事件、ノトーリアスB.I.G.銃撃事件が再捜査へ

セカンド『ライフ・アフター・デス』リリース直前の1997年3月9日に何者かに銃撃されて命を落とした90年代を代表するラッパーのノトーリアスB.I.G.ことビギー・スモールズだが、ロスアンジェルス市警が事件の再捜査に乗り出していることが明らかになった。

本名をクリストファー・ウォラスといったノトーリアスB.I.G.は1997年3月25日にリリースを予定していた『ライフ・アフター・デス』のプロモーションのため3月5日にニューヨークからカリフォルニアへ赴き、3月8日にはロスアンジェルスで行われたソウル・トレイン音楽賞の授賞式に出席し、その後、ヴァイブ誌とクウェスト・レコードのパーティに参加。時刻が9日に回って間もなくしてノトーリアスB.I.G.は警護を連れてホテルへ帰途についたが、通りがかりの車から銃撃を受け、弾丸4発が胸部に命中した。そのまま病院へ担ぎ込まれたものの、午前1時15分に死亡が確認された。

その後、事件は迷宮入りとなっていたが、この度、新しい情報の取得によって再捜査に踏み切ることになったとCNNは伝えているが、その情報の詳細については明らかにされていない。ただ、今後の捜査はロスアンジェルス市警、ロスアンジェルス地方検察局、そして連邦捜査局(FBI)による合同捜査として行われるという。

ノトーリアスB.I.G.の死の半年前1996年9月7日にはトゥパックがラスヴェガスで銃撃に遭い、その6日後に死亡するという事件も起きている。当時はロスアンジェルスを代表するトゥパック、そしてニューヨークを代表するノトーリアスB.I.G.を対抗軸としてヒップホップでの東西抗争が煽られていて、ノトーリアスB.I.G.の銃撃はトゥパック銃撃死への報復として行われたのではないかと長らく囁かれてきた。トゥパックの銃撃事件もまた未解決のままだ。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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