エミネムはマイケル・ジャクソンの死の原因のひとつともなったと思われる薬物中毒と自身の薬物中毒を比較し、中毒が最悪だった頃には錠剤を60錠から90錠も服用していたことを明らかにしている。
09年の復帰作『リラプス』が自身の薬物との葛藤に触発された作品だったとしているエミネムはローリング・ストーン誌に、最初に薬物に頼るようになったのは『8マイル』の撮影中で、睡眠をとるためだったと語っている。
「あの頃の体験がね、マイケルの記事で読んでることとすごく似てるんだよ」とエミネムは語る。「具体的になにを使っていたのかは知らないけど、俺が読んだ記事じゃ、マイケルは真夜中に目を覚ましては、もっと(薬を)処方してくれと言ってたそうなんだよね。俺がやってたのもまさにそういうことなんだよ」。
「あまりにも錠剤を飲んでたから、もう薬の効用のために飲んでたわけじゃなかったんだよね。むしろ、普通でいるために飲んでるっていうか。つまりね、言いたいのは、1日のうちだったら、ヴァリウム(セルシンなどの抗不安剤)を40から60錠、ヴィコディン(アセトアミノフェンなどの鎮痛剤)を20から30剤くらい、平気で飲んでたってことでさ」
エミネムはさらにこう続けた。「毎日の摂取量というと、こんな感じなんだよ。朝起きると、まずは強力なヴィコディンを飲んで、日中の間はずっとヴィコディンを飲み続けるんだ。で、その後、夕方になってくると今度はヴァリウムを1錠か2錠、それから3錠か4錠って飲んでいくわけ。それから1時間ごとに4、5錠飲んでいくんだよ」。
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