今年の9月に脳腫瘍がみつかり、治療のためツアー中だったバンドから一時的に離脱していたドラムのジョン・ブルックスが10月23日、アンコールの間だけバンドに復帰した。
ジョンは9月15日にアメリカのフィラデルフィアでのライブ中にステージで倒れ、脳腫瘍が出来ていると診断された。その後、イギリスで治療を続けていたが、23日のバーミンガムのO2アカデミーでのライブのアンコールでドラマーとしてバンドに復帰した。
ライブの後、ジョンはバンドのホームページにライブの前には相当に緊張していたことを明かしている。
「けれども、ステージに出ると2000人ものファンのみんなから、ぼくがまた迎えられているという、ものすごい善意の波が打ち寄せてきたんだよ」とジョンは書いている。
ジョンはさらにこう続ける。「そこで息を深く吸って、なんかもう流れに身を任せたんだ。音としてちゃんとしてたらいいんだけど、ぼくにはさっぱりわからないし、オリンピックの100メートル走で競うのはきっとこういう気分なんだろうなと思ったよ! とにかく、最高の夜を過ごさせてもらって、アカデミーに来てくれたお客さん全員に感謝します」。
ジョンはクリスマスまではなるべく旅を控えていくそうだが、「元気はあるし、気分もすごく前向きだよ」と語っている。
(c) NME.COM / IPC Media 2010