マシュー・ハーバート、「クラブの在り方をもう一度見直したい」。“ワン”シリーズの第2弾が完成

  • マシュー・ハーバート、「クラブの在り方をもう一度見直したい」。“ワン”シリーズの第2弾が完成 - 10月27日発売 『One Club』

    10月27日発売 『One Club』

  • マシュー・ハーバート、「クラブの在り方をもう一度見直したい」。“ワン”シリーズの第2弾が完成
  • マシュー・ハーバート、「クラブの在り方をもう一度見直したい」。“ワン”シリーズの第2弾が完成 - 10月27日発売 『One Club』
  • マシュー・ハーバート、「クラブの在り方をもう一度見直したい」。“ワン”シリーズの第2弾が完成

今年4月にリリースされたアルバム『One One』を皮切りに、全3部からなるプロジェクト「ワン」シリーズをスタートさせたマシュー・ハーバートが、その第2弾作品『One Club』を来週10月27日にリリースする。

ドクター・ロキット、ウィッシュマウンテン、レディオ・ボーイといった名義でもリリースを重ね、さらにはビョーク、R.E.M.、ジョン・ケール、ロイシンマーフィ、ヨーコ・オノ、セルジュ・ゲーンズブールなど、様々なアーティストのプロデュースおよびリミックスを手がけてきたサンプリング界の鬼才、マシュー・ハーバート。

今回の『One Club』は、タイトルが示すとおり現代のクラブに焦点を当てた作品となっており、そのコンセプトについてマシューはこう語っている。

「現代のクラブからは政治的なパワーや人々のパワーなど、そこからは何も生まれてこない。私はそういったことをもう1度見直したいと思い、人々にマイクを付けたんだ」

彼は、ドイツのクラブへ行き、そこに集まったオーディエンス、クラブの中で起こる様々な音を元に、ハウスやミニマルの要素を組み合わせ、変態的とも言えるビートを制作。トラック名には、そのクラブで録音に協力した実在の人物の名が記されている。

さらに制作の途中でバスドラムような音を得るため、600人もの人々にビートボックスのように「ブッブッ」と言ってもらって録音したものの、予想外にスカスカな音になってしまい仕方なくキッチンにあった冷蔵庫の扉を閉める音を使用したというエピソードも。

収録曲は全10曲。日本盤にはボーナス・トラック1曲を追加、マシュー本人による楽曲解説も封入されてリリースされる。

そして2011年初頭にリリース予定の第3弾『One Pig』は、「一匹のブタの生涯」をサンプリングした音で作られた作品になるという。

Matthew Herbert(マシュー・ハーバート)
ニュー・アルバム
『One Club』(ワン・クラブ)
10月27日発売
ACCIDENTAL / HOSTESS
AC44CDJ(流通品番:HSE-30244)
¥2,490(税込)
※日本流通盤はボーナス・トラック、本人による楽曲解説付き

<トラックリスト>
1.Robert Johnson
2.Jenny Neuroth
3.Alex Duwe
4.Oliver Bauer
5.Marcus Bujak
6.Marlies Hoeniges
7.Nicolas Ritter
8.Jalal Malekidoost
9.Rafik Dahhane
10.Kerstin Basler
11.The Making Of The Album (ボーナス・トラック)
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on