ワイクリフ・ジョンが入院。ハイチ大統領選出馬騒動の過労が原因
2010.09.28 13:10
ワイクリフ・ジョンが極度のストレスと疲労のため入院していることがAP通信の報道で明らかになった。入院先は明らかにされていないが、9月25日か26日に入院したとされていて、ワイクリフの代理人は「ワイクリフが潜った過酷だったここ8週間の疲れによるもの」と説明している。
「過酷な8週間」とはもちろんワイクリフがハイチの大統領選への出馬を試みてからの8週間のことで、ワイクリフは8月5日に大統領選への出馬を表明。しかし、その15日後には、ハイチに少なくとも5年間は連続して居住したことがなければならないなどといった出馬資格を満たしていなかったため、出馬を選挙管理委員会から却下されてもいた。
ワイクリフは選管のこの決定を裁判で訴える構えにも出たが、これも却下されていた。選管側の弁護士は選管の決定は覆しようのないものだと語ったことをロイター通信が伝えてもいた。「ワイクリフが次期大統領選に出馬する候補にあらためて加えられる可能性は完全にありません。したがって、この件についてはもう終わりということです」。
ワイクリフの代理人によれば、本人はゆっくり今後のことを考えたいそうで、今週中にも退院するという。