友人のアーティストを誘って一日で誰かのアルバムをまるごとカバーしてそれをウェブで順次公開していくというベックの「レコード・クラブ」プロジェクト。事前の打ち合わせも練習もなにもなく、呼ばれたらその時に初めてその日のお題を教えてもらうらしいが、次回のプロジェクトにはソニック・ユースのサーストン・ムーアとトータスに声がかかったとか。
今回のお題がなんなのかはまだ不明だが、トータスはアメリカの西海岸をツアー中にベックのスタジオをこのプロジェクトのために訪れたそうで、ダグラス・マッカムはタイムアウト誌に「かなり幅広い音楽性のものをやったけど、すごくテーマに合っていた」と語っている。また、この現場にサーストンも姿を現したそうだ。
今年に入ってからベックはこのプロジェクトでライアーズ、セイント・ヴィンセント、オス・ムタンテスのセルジオ・ディアスとINXSの87年のアルバム『キックス』のカバーを行っている。また、昨年にはMGMT、デヴェンドラ・バンハート、そして、ウルフマザーとリトル・ジョイのメンバーらとレナード・コーエンの68年のアルバム『レナード・コーエンの唄』のカバーもやっている。
過去のプロジェクトはこちらから(→http://www.beck.com/recordclub/)
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