カイリー・ミノーグがついにステージへと帰ってくる。 最新作『X』を引っさげてのワールド・ツアー『Kylie X2008』が5月6日のパリ公演を皮切りにスタートする。
今回のツアーではヨーロッパをくまなく回る予定で、ギリシャ、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、トルコ、ルクセンブルグ、ロシア、ラトビア、スペインでは初めての公演、北アイルランドでの公演は1990年のファースト・ワールド・ツアー以来だ。ツアーの最後を飾るのは圧巻のロンドン7公演、8月4日までロンドン市内にあるO2アリーナで行われる。
チケットは既に50万枚以上売れ、ショー制作費は100万ポンド(日本円約21億円)にものぼる。これはカイリーのキャリアにおいて規模、費用ともに最大のスケールを誇り、2002年に行われた『フィーバー・ツアー』をも凌ぐ規模。また初めてブラス・セクションを取り入れたり、4名のアクロバットダンサーを含む14名のダンサーを起用したりと、新たな編成で臨むカイリーのパフォーマンスも見所だ。
公演内容については、カイリーのこれまでのキャリアから新旧織り交ぜた幅広い選曲にとどまらず、未発表曲とお楽しみのカバー曲の披露を発表している。
カイリーの最新アルバム『X』を中心に構成される曲は巨大スクリーンにも映し出され、グラフィックなステージと劇場を思わせる照明で観客を魅了する。
常に驚くべきステージで観客を大いに沸かせてきたカイリー、今回のショーではさらなる前進を遂げた彼女を目にするだろう。
かねてから“日本大好き!”と公言するなど親日家で有名なカイリー。 日本のアート写真集を愛読するなどしていたが、昨年12月の来日の際にますます日本文化に影響を受け、インパクトのある今回のツアー・イメージ写真(写真)のコスチュームを考案した。目を引くのは艶やかなメイク。担当したメイク・アップ・アーティストの名前はなんとKABUKI(カブキ)!
そして、今回のツアーでカイリーのワードローブのデザインを手掛けるのは大御所デザイナー、ジャン・ポール・ゴルチエ。 カイリーの為に特別にデザインされた衣装数着(7着)も披露され、いつもに増してビジュアルで魅せるステージになるだろう。
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PHOTOGRAPHER:WILLIAM BAKER