B・ウィルソンがガーシュウィンと共作

ザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンが、ジョージ・ガーシュウィンの未完成の楽曲を完成させることが明らかになった。

ブライアン・ウィルソンは1937年に亡くなったジョージ・ガーシュウィンの遺族から楽曲を完成させるための完全な権利を与えられており、出来上がった曲は今後リリースされるガーシュウィン曲のアルバムに収められることになる。

このアルバムのリリース日は未定だが、ウォール・ストリート・ジャーナル紙によれば、ブライアンが最近契約を結んだウォルト・ディズニー傘下の<ディズニー・パール>からリリースされるという。

アルバムについて語る中で、ブライアンはガーシュウィンの音楽がいつも好きだったと話している。

「初めて音楽に接するようになった頃、“ラプソディ・イン・ブルー”を聴いていたのを憶えているよ。アーヴィング・バーリンとともに、ガーシュウィンは基本的にはポピュラー・ソングというものを発明した存在だ。でも彼はそれ以上のことをやった。彼は誰も比肩することのできないメロディを作る天賦の才を持っていて、しかもその音楽は時代を越え、どんな時も人の心に届くんだ。今回のプロジェクトは今までやって来た中でも一番崇高なものだね」

声明の中で、ジョージ・ガーシュウィンの遺族のトッド・ガーシュウィン、ジョージの兄で、曲に歌詞をつけていたアイラ・ガーシュウィンの遺族のマイケル・オーウェンは、ブライアンを作曲家として称賛している。

「ガーシュウィン一族は、伝説的なミュージシャンのブライアン・ウィルソンが次のプロジェクトとしてジョージ・ガーシュウィンとアイラ・ガーシュウィンの曲集をレコーディングすると決めたことを大変嬉しく思っています。アメリカン・ミュージックはこれまでガーシュウィン兄弟からブライアン・ウィルソンに至るまで、他の者には見えないものを見ることができる人々によって前進し続けてきました。今回の作品はガーシュウィン音楽の魔法を再発見する新たな機会となることでしょう」

ブライアン・ウィルソンはこの作品の後、<ディズニー・パール>からディズニー音楽のカバー・アルバムをリリースする予定(発売日未定)。これについては、ブライアンは曲を「ブライアン化(Brianize)」すると公言している。

(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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