9月30日から10月9日まで5回にわたって行われるブルース・スプリングスティーンの過去作品の全曲演奏ライブが、ニュージャージーのジャイアンツ・スタジアムでスタートした。
日によって全曲演奏されるアルバムが変わる今回の連続公演(9月30日のニュース参照)。初日のアルバムは、1975年作品『明日なき暴走』だ。だがこの夜、最初に始められたのは誰も聴いたことのない曲だった。
「俺はここジャージーの沼で鋼鉄から作り上げられた/もう忘れてしまうほど昔に」という歌詞で始まったその曲“レッキング・ボール”は、新スタジアムの完成に伴って来年取り壊されるジャイアンツ・スタジアムのために作られた新曲。コーラス部では「君のレッキング・ボール(建物の解体に使われる鉄球)を持ってきなよ/君が手に入れたものを見せて欲しいんだ/さあ、最高の一振りを見せてくれ/君のレッキング・ボールを持ってきなよ」と歌われ、ブリッジ部に入ってEストリート・バンドが一斉に演奏を始めると、数万の観衆は大歓声に沸いた。
この演奏の模様は現在ウェブサイトNJ.comで視聴可能(下記リンク参照)。“レッキング・ボール”が今後何らかの形でリリースされるかどうかは不明。
この日スプリングスティーンが演奏した曲は下記の通り。
1. Wrecking Ball
2. Seeds
3. Johnny 99
4. Atlantic City
5. Outlaw Pete
6. Hungry Heart
7. Working On A Dream
8. Thunder Road
9. Tenth Avenue Freeze-Out
10. Night
11. Backstreets
12. Born To Run
13. She's The One
14. Meeting Across The River
15. Jungleland
16. Waiting On A Sunny Day
17. The Promised Land
18. Into The Fire
19. Lonesome Day
20. The Rising
21. Badlands
22. No Surrender
23. Raise Your Hand
24. E Street Shuffle
25. Growing Up
26. American Land (with Willie Nile)
27. Dancin' In The Dark (with Willie Nile)
28. Hard Times (with Willie Nile)
29. Rosalita
スプリングスティーン、ライブで新曲
2009.10.02 20:10