16万人を絶頂に!ミューズのウェンブリー公演

6月16日、17日と2日間に亙って行われた、ミューズのウェンブリー・スタジアム公演が大成功を収めた。改装されたばかりのウェンブリー・スタジアムで開催されたこの巨大ライブは、当初1日間の予定だったものの、8万枚のチケットが即日完売したため、追加公演が決定し2日間でのべ16万人もの観客を集めることとなり、彼らのキャリアの中でも最大級の規模のステージとなった。両日ともにサポート・アクトも豪華で、ダーティー・プリティ・シングス、ザ・ストリーツ、マイ・ケミカル・ロマンスらが登場、各アーティストがともに10曲近くを披露し、場内をヒート・アップさせた。初日、巨大スクリーンとアンテナがしつらえらえ、スペイシーな世界に観客をトリップさせるようなキラキラとまばゆいステージに、満を持して登場したミューズ。この公演に向けて制作された“Map Of The Prolbematique”“City Of Delusion”のほか、デビュー・アルバムに収録の“Sunburn”など、新旧の楽曲が織り交ぜられたセット・リスト。巨大なバルーンをしかけたり、効果的に煙幕を使用するなど観客の度肝を抜く演出で楽しませた。マシューはピアノの弾き語りで、ニーナ・シモンの“フィール・グッド”のカバーも披露。アンコールの“Soldiers Poem”では数万人の観客がかざした携帯電話の光が、幻想的な空間を生み出した。2日目、マシューは真っ赤な衣装に身を包み登場。1日目のセット・リストに曲に加え、“Blis”“Sing For Absolution”ら人気曲が投入され、観客を喜ばせた。2日間に亙るミューズによる一大スペクタルは“Take A Bow”で幕を閉じた。

なお、ウェンブリー公演での“Map Of The Prolbematique”のライブ音源は、ミューズの英オフィシャルサイト(www.muse.mu)にて独占販売されることも決定している。これはこのオフィシャルサイトからのみ購入可能なデジタル・オンリーのリリースであり、上記ウェンブリーの公演のライヴ音源とRich Costeyのミックスによる楽曲のニュー・バージョンの2曲からなるシングル。また本シングルの英オフィシャルサイトの購入者特典として、Muse At Wembley screensaver、wallpapersと、ウェンブリー公演の写真をふんだんに使用したWembley digital souvenir packがもれなく用意されており、ファンには見逃せないことになっている。
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