レディオヘッドのエド「リリー・アレンの意見には賛成」

レディオヘッドのエド・オブライエンが、ファイル共有問題で彼のことを批判していたリリー・アレンの意見に賛成だと話している。

リリー・アレンはエド・オブライエンのことを、ファイル共有を容認するメッセージを出しているとして批判していた。

その後エドはBBC World Serviceに対して、リリーの考え方には賛成で、そういうメッセージを出すつもりもなかったと語っている。

「リリー・アレンのようなアーティストたちが『ねえ、(そういう発言は)ファイル共有に悪影響があるのよ』って話しているのは素晴らしいことだし、ファイル共有者たちに対処するための第一歩になると思うよ」

リリーは、エドやその他の成功したミュージシャンたちが小さなバンドに比べて経済的な影響が少ないためにファイル共有に対して手ぬるい立場をとっているのだと指摘していた。

「リリー・アレンには全く賛成だよ」とエドは言う。「僕ら(レディオヘッド)は確かにそれほどの被害は受けないと思う。たくさんの人が僕らの音楽を無料でダウンロードしたけど、やはり小さなバンドに比べたら受ける影響は小さいよね」

エドは続けて、適切な教育や安価な合法的ダウンロードを提供することによって、若い音楽ファンたちがファイル共有をやめるよう促すべきだと話している。また同時に、日常的にファイル共有をしているユーザーのインターネット接続を遮断するという政府の計画を批判している。

「現時点では、産業側はファイル共有者たちを脅すことによってその習性を変えようとしているんだ。それはあまり現実的だとは思えない。できれば彼ら(音楽ファン)を教育して、『なあ、もし活気のある素晴らしい音楽シーンを作ったり、好きなバンドが活動を続けられるようにしたりしたいなら、君たちには彼らが制作した音楽の一部にお金を払う責任があるんだよ』ってことを教えてやれればと思う」

「レコード会社はもっともっと音源の使用許可を与えるべきだね。ダウンロードしやすくするには、できる限りユーザー・フレンドリーにしたほうがいい。価格を下げることも必要だ。まずは作品を売るためのウェブサイトがもっとなければならないけど」

(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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