ビースティ・ボーイズのアダム・ヤウクが唾液腺のがん

ビースティ・ボーイズのアダム・ヤウクががんを患っていることを明かした。

グループではMCAとして活動しているアダム・ヤウクは、メンバーのアダム・“アドロック”・ホロヴィッツとともに映ったビデオ・メッセージの中で、耳下腺とリンパ節のがんだと診断されたと語っている。

アダムによるとこのがんは「治療可能」で、すぐに治療に入ることになっているという。9月9日に日本先行リリースされることになっていた『ホット・ソース・コミッティー・パート1』の発売は延期になり、ライブ予定も変更されるようだ。

「2ヶ月ほど前、のどにしこりを感じるようになった。リンパ腺が腫れたり、風邪を引いたりしたときみたいに」とアダムは説明する。「でも別に何でもないだろうと思っていた。その後で僕らはプロモーションのためにヨーロッパにいたんだけど、だんだん医者に診てもらったほうがいいんじゃないかと思うようになった。それで帰ってきたときに医者に連絡した。それが2週間くらい前のことだ」

「医者は専門家を送ってくれて、検査をした結果、このあたり(左の頬を指す)にある腺にがんがあることがわかった。耳下腺という部分で、その周りのリンパ節にも広がっていた」

「これから手術を受けなきゃならないんだ。たぶん来週あたりに。その後で局所的な放射線治療を受けることになる」

アダムは楽観的で、問題はうまく片付けられるだろうと話す。

「良いニュースもある。全身のスキャンをしたんだけど、がんがこの一部だけにしかなかったってことだ。このがんも僕の声に影響を与えるような位置ではないし、よかったよ。好都合だ」

「ちょっとした打撃ではあるし、嫌なことだけど、まあ治療可能だし、ほとんどの場合、完全に取り除くことができるそうだ。後々まで問題が残ることはないらしい。早いうちに対策をとればね。これは良いニュースだ」

アダムは、「ライブに来ようかと思っていた人、当然来る気でいた人たちには謝りたい」と言ってファンたちにもメッセージを送った。

なお、アダム・ホロヴィッツはこの日、一緒にビデオを撮ろうと誘われるまでこんな発表があることを知らなかったという。

「一応言っておくけど、アダム(・ヤウク)は僕にどうしてここに(ビデオに映りに)来るのか教えてくれなかったんだ。ソファに座ってテレビを見てたところだったんだよ。ちなみに、この不精髭もだらしない服もニセモノだからね」

現在NME.COMではこのビデオを視聴可能。

(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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