1950年代に、ポール・マッカートニーがジョージ・ハリスンと一緒に宿泊した農家の主へ宛てた手書きの手紙が、オークションに出品されることがわかった。
「FAR OUT」によると、その手紙は、1989年にポールがIrene Brierleyさんへ送ったものだという。
1958年と59年、ポールとジョージは休暇を過ごすために、Ireneさんが所有する北ウェールズのハーレックにある農家に宿泊。1958年に泊まった際、ポールとジョージはIreneさん宅にあったピアノでバディ・ホリーの曲“Think It Over”のコードを学ぼうとし、Ireneさんの息子であるJohnさんに誘われ、地元のスキッフル・バンドThe Vikingsのライブを観に行ったそうだ。
一家と楽しい時間を過ごしたポールとジョージは、59年にも再びBrierley家を訪れて宿泊。そして、ポールはそのときに借りた毛布を持ち帰ってしまったとのこと。
その数年後、Ireneさんが毛布の「貸し」がある旨を綴った手紙をザ・ビートルズへ送ったところ、1989年にポールから次のような返事が届いたという。
「親愛なるBrierley夫人へ。
ようやく、あなたの手紙が届きました。私の<借り>について申し訳なく思っています! ハーレックで過ごしたときのことをよく覚えています。同封の小切手でお金の差額を補えるとよいのですが。この手紙を揺れる特急列車で書いているので、走り書きをお許しください! あなたの息子さんたちにもよろしくお伝えください。敬具
ポール・マッカートニー」
ポールの手書きの手紙はオークション・ハウスの「Tracks」を介して出品され、3000ポンド(約45万円)からスタートする予定だ。
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