12月18日(火)に幕張メッセで行われる初の来日公演を控え、日本限定のシングルコレクション『ザ・ウィークエンド・イン・ジャパン』をリリースした、カナダ出身のザ・ウィークエンド。母国や英米のみならず各国チャートのトップに君臨するまでになった彼の来日公演に、米津玄師がゲスト出演することが報じられた(参照)。公演の特設サイトには、米津によるコメントも寄せられている。
とても驚かされたけれど、合点のいくポイントはいくつもある。年齢の近い同世代であり、当初はそれぞれにインターネットを通じて独自のキャリアを切り拓いたことも、シーンに繊細かつストレンジな独創性を持ち込み衝撃をもたらしたことも、ザ・ウィークエンドと米津玄師の共通点として挙げられるだろう。そう言えば、米津の最新シングルに収録された“Flamingo”の妖しく艶かしいムードは、音楽性こそ違えザ・ウィークエンドに通ずるところがある。
オルタナティブR&Bやヒップホップなどのコンテンポラリーなポップミュージックにシンパシーを寄せる米津玄師(近年のライブSEでもそれは明らか)だが、ときに強くファンタジックで東洋的なサウンドをエキゾチシズムとして立ち上らせるその音楽性は、海外のポップミュージックに親しむリスナーの興味をそそるはず。世界最先端アーティストの一人であるザ・ウィークエンドのライブに、ゲスト出演する米津がどんな選曲で臨むのか、今から楽しみだ。(小池宏和)
なぜ米津玄師とザ・ウィークエンドのライブ共演決定に私たちはこれほど熱くなるのか?
2018.11.26 18:30