さらにこのシングル作品では、宇宙まおの最新アルバム『ベッド・シッティング・ルーム』の表題曲を、アコースティックバージョンで再レコーディングしたものも収録されている。宇宙まお自身が書いたこの楽曲は、“休みの日”と同じく、すでに「ここにはいない」恋人のことをひとりの部屋で思う、切ない感情が静かに描かれた名曲だ。こうして2曲を並べて聴いてみると、それぞれがひとつの別れの物語を別の視点で描いた楽曲のような、不思議なシンクロを感じさせる。実際、宇宙まお自身も“休みの日”を披露する際のMCで「このジュンスカの名曲は、昨年リリースした“ベッド・シッティング・ルーム”と同じ物語のような気がしています」と語っている。それはもちろん偶然だったのだけれど、彼女がソングライターとして、あくまでも等身大でナチュラルな視点を持ち続けていること、そしてジュンスカの楽曲の魅力もまたそうであったことに気づかされる結果となった。
図らずも、対で描かれているかのような2曲となったが、“休みの日”のMVは、まさにそれを表現するかのように、“ベッド・シッティング・ルーム”のMVと同じく、猪塚健太と清水くるみのふたりが起用されていて、2曲で描かれる物語が互いにリンクするような映像に仕上がっている。宇宙まおが“休みの日”で表現したかったことが、このMVでさらに明確になると思う。世代を超えた2曲の切ないラブソング、その素晴らしいカップリングを、この作品でじっくりと堪能してみてほしい。(杉浦美恵)