アリアナ・グランデ、マンチェスター爆破テロ事件後の心理的後遺症、そして世界が注目する新作ALについて明かす

アリアナ・グランデ、マンチェスター爆破テロ事件後の心理的後遺症、そして世界が注目する新作ALについて明かす

昨年5月にマンチェスターで起きた爆破テロ事件以来、初となる新曲“No Tears Left To Cry”を4月にリリースしたアリアナ・グランデ。同曲は全世界89の国と地域のiTunesランキングで1位を獲得するなど大きな話題となっているが、この曲がリード・シングルとなる新作アルバム『Sweetener』について、そしてテロ事件後の自らの心境の変化について、アリアナ自身が『FADER』誌の巻頭記事で語っている。

新作の収録曲は最近まで10曲の予定だったが、彼女は「感情のどん底」まで落ちたあと、生の感情を吐き出すことに決め、元々はカットするつもりだった5曲を追加して全15曲にしたのだという。そのうちの3曲はファレル・ウィリアムス、1曲は彼女の大ヒット曲の多くを手掛けてきたマックス・マーティン、そしてもう1曲は長年のコラボレーターであるトミー・ブラウンと録音したのだそうだ。

また、ファレルとのコラボレーション曲では彼の長年のコラボレーターであるニッキー・ミナージュが参加すること、また、ミッシー・エリオットをフィーチャリングした曲が収録されることも明かされている。

ファレルは自分の役割を「アリアナの聞き役で、セラピストで、速記役だね」と説明している。2人は「100万」もの曲をレコーディングしたと言われていて、型にはまらない構成や、ひねりのあるプロットを追求するとともに、一方で新しいレベルの「感情の正直さ」を目指したのだという。

アリアナは、マンチェスター爆破テロ事件後の曲のほとんどをマックス・マーティンと作っているが、マーティンと共作した新曲“Get Well Soon”では自らの不安発作について歌っている。
記事の中でも彼女は、マンチェスター事件の精神的な後遺症について、以下のように明かした。

私は、時間が経ったり、セラピーを受けたり、曲を書いたり、本音をぶちまけたり、友達や家族に話したりすれば、もっと簡単に話せるようになると思ってた。でもまだ言葉を見つけるのがすごく難しい。あれだけ悲劇的で恐ろしくて音楽とは正反対の出来事をものすごく間近で経験すると、自分の足元で地面が崩れ落ちてしまうのよ。


また新作の収録曲についても、アリアナは以下のように語っている。

私はいつもキラキラで、歌ってセクシーなダンスを踊る子って感じだった。でも今は、曲が最高にいいってことは同じだけど、そこにちゃんとしたメッセージも含まれてるのよ。私の魂がどっさり入ってる。さあどうぞ。あなたのために曲を書きながら1000回泣いたわ。ここにはトラップ・ビートに乗せた血を流す私の心がある。今作には間違いなく「ダンスフロアで泣く」曲が入ってるのよ。


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