昨年2月に再結成後、フジロックへの出演を経て、今年3月には8年ぶりとなる単独来日公演を行ったジェット。
『ロッキング・オン』5月号では、来日を果たしたバンドからニック・セスターとクリス・セスターへのインタビューを掲載。2人それぞれに話を訊いた。
2012年に一度解散したジェットだが、当時の心境について、ニックは解散の理由、そして再び音楽への興味が湧くきっかけとなった自身のソロ作について、以下のように答えている。
ニック:一番大きかったのは、楽しくやれなくなっていた、ということだね。本音を言えば、世の中には山ほどバンドがあるわけだから、やってる俺自身が、『これなら納得できる』というレベルに達しているものを作れないと感じているなら、聴いてくれるリスナーの時間を無駄に使うまでもない、っていう。そして、俺自身の時間もね。
で、ソロとして今までになかったアプローチで新しいものに挑戦したことで、また音楽への興味が湧いてきた、ということだよ。それに、完成したソロ・アルバムの出来に、自分でも心から満足できたのも大きかった。それで、改めて前向きな気持ちになれたんだよ。
一方、こちらもジェット解散後は様々なプロジェクトを進めていたというクリス。
最近では、ミューズのマシュー・ベラミーらと結成したザ・ビートルズのカバーバンド「ドクター・ペッパーズ・ジェイデッド・ハーツ・クラブ・バンド」としても活動中だが、インタビューではもうひとつ、「ミスティック・ナイツ・オブ・アムネージア」なるバンドの名付け親と、名付けられた経緯についても明かしている。
他にも、ニックは再結成後のジェットの新作について、クリスはマシューとのバンド活動における裏話なども掲載。2人が語るジェットのこれからについて、ぜひ本誌にて確認してみてほしい。クリス:(中略)ノエル・ギャラガーが名付け親なんだよ。かなり前に、ジェットがツアーで一緒に回ってからノエルとは知り合いなんだ。で、電話で「なんか、バンド名のいいアイデアない?」って尋ねたら、「“ミスティック・ナイツ・オブ・アムネージア”だな!」って即答されて。
それから1年経っても、決めかねていたんで、ノエルにメッセージを送ったんだ。「ミスティック・ナイツ・オブ・アムネージアってどう?」って。そしたら「すっげーいい名前じゃないか! どこでゲットしたんだ?」って返事が来て。
やってる音楽のイメージにぴったりのバンド名なんだよ。
『ロッキング・オン』5月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/144371