SpotifyのCEO、サービスを一度離脱したテイラー・スウィフトを説得した経緯を明かす

SpotifyのCEO、サービスを一度離脱したテイラー・スウィフトを説得した経緯を明かす

Spotifyの共同創始者で代表のダニエル・エクは、米CBSの朝のニュース番組「CBS This Morning 」に出演し、いったんはSpotifyから音源を引き上げていたテイラー・スウィフトをどのように説得して音源を戻してもらったのかを明らかにした。

「Rolling Stone」によると、Spotifyがニューヨーク証券取引場への上場を果たした現地時間4月3日に番組に出演したエクは、よりたくさんの音楽をより多くの人たちに、簡単に提供できるようになるとSpotifyの身上を説明。

その後、司会のアナウンサー、ゲイル・キングはテイラー・スウィフトなどのアーティストがきちんと報酬を受けていないと表明したことに触れ、いったんは音源を引き上げたテイラーを呼び戻すのに、どのように説得したのかとエクに質問。

さらに、エクは「何度も何度もナッシュビルへ通って、テイラーのスタッフに直談判したんだ」と明かし、さらにテイラーを説得した経緯について以下のように話った。

それからはこの(Spotifyの)ビジネス・モデルについて、なぜストリーミングは重要なのかということを直接力説することに時間をかけたよ。そのうちテイラーにもストリーミングが成長していることがわかってきたようだったんだ。自分のファンもストリーミングを望んでいることがわかってきたんだよ。

新作(『レピュテーション』)が仕上がってくると、テイラーはストックホルムまで来て、しばらくうちのスタッフと打ち合わせを続けて、自分にとって一番しっくりくるリリース方法を探ってたんだ。



その後、テイラーは『レピュテーション』をCDと配信のみでリリースし、アメリカでは初週120万枚を越えるセールスを記録。その3週間後に、Spotifyなどのストリーミング配信でも解禁となった。

また、Apple Musicの急成長についてどう思うか、という問いにエクは「まだ、ぼくたちはApple Musicの倍はあるから、余力があると思うよ」と自信のほどを窺わせたほか、Appleとの競合が始まってから市場そのものが拡大したと説明し、競合が皆のためになっているとも語っている。
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