フランスの国民的シンガー、ジョニー・アリディが74歳で亡くなったことが分かった。死因は肺ガンであると報じられている。
「フランスのエルヴィス・プレスリー」とも称されたジョニー・アリディは1960年のデビュー後ヒットを飛ばし続け、2015年には最後のスタジオ・アルバムとなった『De l'amour』をリリースしトリプル・プラチナ認定を受けている。
「The Guardian」によるとキャリアを通じてのアルバムの総売上は1億1000万枚を超えており、生涯で行ったツアーは100以上、そして18枚のアルバムがプラチナ・ディスク認定を受けているという。
また多数の映画にも出演しており、出演作としては今年の3月に全仏公開された映画『Chacun sa vie et son intime conviction(原題)』が遺作となった。
Johnny Hallyday - Je te promets
癌の闘病生活を送っていることは以前から公表していたものの、今年の3月には様々な治療を経て「命に危険はない状態」と自身のSNSで発表していた。しかしその後病状が悪化し、先月には再び入院していたことが明らかになっていた。
なお、ジョニー・アリディの死に際し、ミューズやレニー・クラヴィッツ、セリーヌ・ディオンらが以下のように追悼のコメントを発表している。
ミューズ
「さようなら、ジョニー。あなたはレジェンドでした。安らかに」
レニー・クラヴィッツ
「ジョニー、さようなら。あなたの友情、優しさ、そしてあなたのサポートは、僕の心の中に永遠に残るでしょう。あなたと知り合えたこと、そして家族と時間を共に過ごせたことを光栄に思います。あなたの魂はロックンロールの塊でした。安らかに」
セリーヌ・ディオン
「ジョニー・アリディの死を知り、深い悲しみに襲われています。彼は、ショービジネス界の巨匠であり、伝説的な存在でした。私の心は、彼の家族、親戚、そして彼を愛したファンの皆さんと共にあります。寂しくなります、ジョニー。あなたの存在は永遠に残り続けます。セリーヌ」
レア・セドゥ
「ジョニー。あなたは永遠に、私たちの心の中にあり続けます」