今回のホールツアー「謳おう」は一緒にうたうみんながいて成立するグループであるゆずとしての強いメッセージが込められたライブだった。
特に、メンバーがお客さんがうたうためのカラオケに徹するメドレーがこんなに盛り上がるグループは他にいないだろう。
みんなのために歌ってもただのサービスでは終わらない、未知のことに挑んでもただの自己満足では終わらない。
未来に向かってみんなと歌えるゆずを改めて力強く謳う、そんなツアーだったと思う。
春にリリースされることが発表された、ゆずの20周年の先に拡がる世界を描くニューアルバムが本当に楽しみ。(古河晋)