ジョニー・マーが明かす「ザ・スミス物語」。モリッシーの家のドアをノックした日の記憶とは
2017.02.05 11:40
昨年11月に自伝『SET THE BOY FREE』を出版したジョニー・マーだが、現在発売中の『ロッキング・オン』3月号には、自らの出生からザ・スミス結成、解散後の日々、その後のソロ活動までを赤裸々に語ったロング・インタビューが掲載されている。
その中でマーは、「世界最高のバンド」を作ろうとモリッシーの家のドアをノックした日のことを以下のように述懐している。
「これはすごいことになるという予感がしたよ。彼の家のドアを探し当てる1時間ほど前から、何か神話めいた予感がしたんだ。あの瞬間は今でも思い出せるくらいだよ。
当時の僕はかなりぶっ飛んだ子だったからね(ニヤリと笑う)。今でもそういうところは少し残っている。モリッシーに出会う前から、毎日映画の中で暮らしているように感じていたんだ。当時の僕はまだすごく若かったけれど、こうした出会いにふさわしい若者が誰かいるとしたら、それは僕だったはずだよ」
さらに、ザ・スミスの活動については「僕たちがあれほど多作だったのは、曲作りだけに集中していたからだよ。たいていの人は、名声や金を手にすると、くだらないものを買ったり、バカンスを楽しんだり、やりまくったりするのに時間を費やすようになる。それは人として普通の行動だけど、そういう意味では僕たちは普通の人間ではなかったということだろうね。その手のお楽しみのどれをとっても、ザ・スミスの活動ほど楽しくはなかったんだ」と明かした。
また、自身の出生について、11歳の頃はじめてギターで弾けるようになったT.レックスの曲名やザ・スミス解散について「バンドの解散に関して、僕ほど長い間つらい目に遭った人は他にいないと思う」と語るなど、赤裸々に胸の内を明かしたインタビューとなっている。
『ロッキング・オン』3月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143555