アイルランドのダブリンで先週末開催されたロンギチュード・フェスティヴァルにヘッドライナー出演したマッシヴ・アタックは、現在イスラエルからの侵攻に晒されているガザ地区のパレスチナ人への支援を表明している。
セットはロバート・デル・ナジャのプロデュース・トラック"Battle Box"から幕を開けたというが、ロバートはかねてからパレスチナ問題について住民側を支持していることを表明していて、ステージの背後のバック・ドロップには「ガザ地区は1948年以来、占領状態にあるか、厳戒態勢が敷かれた状態のままになっている」というメッセージが映し出されたとか。
また、"アンフィニッシュド・シンパシィ"の演奏中にはガザ地区で失われた人命の数が映し出され、これも大きな喝采を呼ぶことになったとアイリッシュ・ミラー紙が伝えている。
イスラエルはここ2週間、ガザ地区への地上戦と空爆による攻勢を続けている。すでに680名以上の死亡者が出ていることが明らかになっており、ほとんどが一般市民だとみられている。パレスチナのハマスはこれにロケット砲攻撃で応戦していて、イスラエル側は29名の犠牲者が出ていることを明らかにしている。
なお、ロバートはマッシヴ・アタックとしてトリッキーとのコラボレーションを行ったことを明らかにしていて、新作にも反映されるはずだと昨年の時点で語っている。