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    特集「SPACE SHOWER NEW FORCE」 ドミコ×The Wisely Brothersが意気込みを語る(2)

    SPACE SHOWER NEW FORCE

    メロディラインが独特だからどの曲を聴いても「The Wisely Brothersだな」ってなる(さかした)

    ――お互いのバンドの音楽性の印象はいかがですか?

    和久利 『soo coo?』(昨年11月にリリースされたドミコの1stフルアルバム)を聴かせて頂いて、すごくかっこいいと思いました。CDを頂いてから、ずっとリピートしてます。

    さかした ありがとうございます。

    和久利 私、2曲目の“まどろまない”が大好きなんです。

    真舘 私、3、4、5、6、7、8曲目が好きです。歌詞を見ると印象が変わるのも楽しいんですよね。 

    和久利 タイトルも面白いですよね。どうやってつけるんですか?

    さかした 曲ができてから、最後につけてます。清水寺でやってる「今年を表す漢字を選ぶ」っていうような感じです。

    和久利 そうなんですね(笑)。

    渡辺 私は3曲目の“グレープフルーツジュース”が好きです。

    さかした ドリンクとしてグレープフルーツジュースが好きなんですか?

    渡辺 ドリンクとしても好きですけど、曲としても好きです(笑)。

    さかした ありがとうございます(笑)。実は、僕はこの対談の話が決まる前からThe Wisely Brothersの曲を聴いてたんですよ。

    真舘・和久利・渡辺 ありがとうございます!

    さかした “メイプルカナダ”(昨年7月にリリースされた2ndミニアルバム『シーサイド81』の収録曲。今年の1月に7inch アナログ盤としてもリリースされた)、前から知ってます。僕、音楽を聴く時に声に惹かれるんですけど、この曲もまさにそうだったんですよ。歌メロのラインが独特だから、どの曲を聴いても「The Wisely Brothersだな」ってなるんだろうなと思いました。

    ――完全にこじつけですけど、The Wisely Brothersとドミコは、カナダ繋がりですね。『soo coo?』のジャケットのアートワークは、カナダのアーティストのケリー・バストウさんだから。

    和久利 この絵、カナダのアーティストさんなんですね。

    さかした はい。インターネットを見てる時に作品を見て、「おっ」って思ったんですよ。ひたすら女性を描き続けてるアーティストです。

    真舘 このジャケット、めっちゃかわいいですよね。

    渡辺 『soo coo?』のブックレットの中にスタジオの写真もありますけど、レコーディングをした場所ですか? 

    さかした そうです。

    渡辺 ここ、“メイプルカナダ”を録ったのと同じスタジオです。

    さかした ええっ! すごい偶然だ(笑)。

    和久利 私たちが録ったのは春だったんですよ。目の前の緑道の桜がきれいでした。

    さかした ドミコは夏だったんだよなあ。蚊に刺された思い出があります。

    こうして選んで頂けて「きっとできるはずだから頑張って」って言われてるように感じた(真舘)

    ――意外な接点があることが判明したドミコとThe Wisely Brothersですが、2017年の『SPACE SHOWER NEW FORCE』のアーティストに選ばれましたよね。

    和久利 私、「スペースシャワー列伝」も毎回気になってて。そういうスペースシャワーさんに選んで頂けたのが光栄です。最近、びっくりする出来事があると「何かの間違い?」って思うんですけど、それくらいの驚きがありました。今年は大事な年にしたいので、どっきりじゃないことを願ってます(笑)。

    真舘 「自分たちがやってることは、周りにとって楽しいものなのかな?」って、不安になることがよくあるんです。そんなことを思ってた時に、こうして選んで頂けて、ほんとに嬉しかったです。「きっとできるはずだから頑張って」って言われてるように感じました。だから、そのお気持ちに応えられるようになりたいですね。

    渡辺 こうして『SPACE SHOWER NEW FORCE』に選んで頂いたことによって、たくさんの人に届いたらいいなあと思ってます。

    さかした ドミコも選んで頂けて嬉しいです。自分らの楽しいペースで曲を作ってライブをやるっていうのは、これからも変わらないんですけど、こうして声をかけて頂いたことによって、いろんな人に届きやすくなっていくんだろうなと思ってます。今年の楽しみが大きくなったというワクワクがあります。

    ――2017年3月5日(日)に渋谷WWW Xでドミコ、The Wisely Brothers、iriさん、For Tracy Hyde、向井太一さんが出演するショーケースライブ『TOKYO MUSIC ODYSSEY 2017 NEW FORCE』がありますが、同世代のバンドとの共演もいい刺激になるんじゃないですか?

    さかした それも楽しみですね。まあ、僕、27歳なので同世代じゃないですけど(笑)。

    ――共演者同士で仲良くなれるかもしれないですよ。

    真舘 仲良くなりたいです。でも、私たち、社交的じゃないんですよ。打ち上げに行ったことがあるのも、指で数えられるくらいで。

    渡辺 ずっと3人ですね。

    真舘 ラーメン食べて帰ったり(笑)。

    和久利 自分たちが企画したイベントでも、もっと出演者同士で打ち解けるように配慮しなきゃいけないんだろうなと思ってます。何て言うんでしょう? 他のバンドさんとの仲良くなり方が、よくわからないんです(笑)。

    渡辺 みなさん、どうしてるんですかね?

    ――ドミコも社交的じゃなさそうですよね。

    さかした 僕らはひどいです(笑)。

    ――「TOKYO MUSIC ODYSSEY 2017 NEW FORCE」の当日は、この対談で打ち解けたみなさんがリードして、全5組で仲良くなればいいのではないでしょうか?

    さかした そうですね(笑)。

    和久利 どういうきっかけがいいんですかね?

    ――何でしょう? 「これ食べる?」って、お菓子の交換をし合うとか?

    和久利 お菓子の交換ですか⁉

    渡辺 でも、たしかに私たちは食べ物があると仲良くなれるタイプかも(笑)。

    さかした 僕はお酒の方がいいなあ。

    和久利 私たち、当日の打ち上げは、ぜひ参加しようと思います。

    渡辺 今年の目標のひとつは「打ち上げに挑戦する」ですから(笑)。

    ――(笑)新しいお客さんとの出会いにもなるんじゃないでしょうか?

    さかした ぜひ、そうなって欲しいですね。このライブのチケットにはコンピレーションCDが付くから、いろいろ新しいものに出会って頂けたらいいなあって思います。1日でいろんな界隈の熱いアーティストのライブが観られる機会でもあるんで、お客さんも必ず何か気になる音楽を見つけられるんじゃないですかね。そして、僕らも頑張っていっぱい友だちを作りましょう。

    真舘・和久利・渡辺 はい(笑)。

    提供:スペースシャワーTV

    企画・制作:RO69編集部

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