


いきなり宣言するが、2016年はBLUE ENCOUNTの年になる。こないだのツアーを観て、そしてシングル『はじまり』の確かな手応えを感じ、そう確信した。田邊駿一(Vo・G)が自身の高校時代(彼はそれを「闇」と表現する)と向き合って書き上げた“はじまり”は、結果的に、ブルエンというバンドを次のフェーズへと推し進める1曲となった。間髪入れずにリリースされるニューシングル『Survivor』、ライヴ猛者たちと音を交える対バンツアー、地元熊本での凱旋ワンマン、そして10月9日、日本武道館――ターニングポイントとなるに違いない1年のはじまりに、田邊と語り合った。2月29日発売の『ROCKIN’ON JAPAN』4月号掲載のインタヴューから、田邊の発言をお届けする。
今回のツアーの初日の名古屋、びっくりして。「え、アルバムの曲こんな浸透してるんだ!?」って。その時に、ちょっと回りだしたなって思った。大きい歯車がバッ、バッてあって、その中の大きい歯車が回るよりかは、一番隅っこのちっちゃい歯車が、カチャッて……ほんと、そのカチャッて音が聞こえたんですよ
今、またさらに曲作ってる時期で、めちゃくちゃ曲ができてます。その曲のせいで、また寝れなくなったりしてます。もう絶対、今年アルバム作るので。じゃないと、僕の中で収まらない。ブルエンって走ってる状態でさらに何かやらないとダメなんですよ
結局悔しさが燃料になってるっていうのはずっと変わんない。でも今はニヤッてしながら悔しがってる感じです
新しい、悪気のないポップスを書いていかなきゃいけないなって思って。だからこそ、『Survivor』も出せたと思うんですよね。もう悪気なく、思いっきり今回は四つ打ち作ろうってなったんですよね(笑)。もう、心おきなく作ったろう!と
俺、未だにライヴハウス怖いんですよ。あの頃のできてなかった、クソみたいなライヴしてた自分たちを思い出して怖くなっちゃう。でも今は「いやいや、おまえちゃんとやれたんだから大丈夫だよ」っていう。やっぱりそのやってきたことが自分の中で武器になってるんじゃないのかな
続きは2016年2月29日(月)発売のロッキング・オン・ジャパン 4月号で!
- ROCKIN’ON JAPAN 2016年4月号
メンバー全員&鮪単独インタヴュー! 「メンバーへの手紙」も一挙掲載!
- 初の表紙巻頭! 最新作『Origin』が導く新たな旅路を全員で語る&メンバー同士の「心のお手紙」
そして、メンバー個別インタヴュー・谷口鮪編も!
- ●雑誌コード:09797-04
- ●発売日:2月29日
- ●定価(税込):特別定価669円(本体619円)