ロックンロールの極意ここにあり

ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンVSギターウルフ『ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンVSギターウルフ』
2013年01月23日発売
ALBUM
ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンVSギターウルフ ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンVSギターウルフ
大復活を遂げたジョン・スペンサーとギターウルフ。日米のガレイジ・ロックンロールの総大将がスプリット・シングルで激突!!!

彼らはギターウルフがメジャー・デビューする前から15年以上交流が続いている。04年にはウルフのトリビュート・アルバムにジョンスペも参加。ダイナソー・Jr.やストゥージズのトリビュート参加を断りながらウルフだけ参加を快諾したというから、ジョンスペのウルフ好きには筋金が入っている。両者の共通点といえば、徹底してダーティでスリージーでヘヴィでロウで、タフなサウンドを求めてやまないこと。ウルフにはジョンスペのようなファンクやヒップホップの要素は薄いが、ロックンロールの本質であるシンプリシティを忘れないところは共通している。
 
ここではカヴァーとオリジナルを1曲ずつ提供している。ジョンスペはビースティ・ボーイズの初期楽曲“シーズ・オン・イット”をカヴァー。オリジナルよりラフでファンキーでグルーヴィな演奏が素晴らしい。ウルフによるディープ・パープル“スモーク・オン・ザ・ウォーター”も爆笑もの。ロックンロールの極意を知りたい奴はこれを聴け。(小野島大)
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