最新アルバム『Bring it!』から間を置かずに放たれる、アルバム未収録のシングル。表題曲は“君とオートバイ”“アイランド”以来のチバユウスケによる作詞作曲だ。ROCKIN’ON JAPAN誌2009年7月号の『Bring it!』のレビューの中で「PUFFYのキャラクター性は彼女たちの歌い手としての主体、リスナーや歌の登場人物である客体を明確にする働きがある」ということを書いたが、そのとき書き切れなかった事柄として「楽曲提供者にとってもPUFFYのキャラクター性というのは意識せざるを得ないものなのではないか」という印象がある。その意味で本作は、紛れもないチバ節でありながらPUFFYのポップ・ソングでもあるという傑作。スピード感のあるパンキッシュなロックンロールに乗せて《だんご屋 そこにあるよ お茶飲んでこう》という一節も《EVERYBODY NEEDS SOMEBODY》というラストも、全編に亙って弛まない、率直で愛に溢れたメッセージがザクザクと切り込んでくるのだ。これからフェス・シーズン真っただ中に飛び込んでゆくにもピッタリの曲である。こういうのもアーティスト同士のケミストリーと言えるのでは。(小池宏和)