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《潜在的狂乱のアイ 手の内隠さないで 遠慮は勿体ない/潜在的暴かれるアイ 踊りだして彩られてくストーリー》──13.3gの記念すべきメジャーデビューとなる本作。表題曲の“潜在的なアイ”のこの一節に象徴されるように、内に秘めたものが解き放たれていくワクワク感を捉え、潜在的な可能性の兆しを鮮やかに描き出している。そのメッセージは私たちの可能性を肯定するとともに、メジャーデビューを果たした13.3g自身の今後の未来をも照らしているようだ。13.3gは、同作に入っている“眠民ゼミ”やStudio Liveバージョンで収録されているインディーズ時代の楽曲のような、グルーヴ感と言葉選びが際立つダンサブルなサウンドが印象的で、病みつきポイントだった。“潜在的なアイ”では加えて底抜けに明るいポップさが重なり、静かに抱えた衝動をより前へと開いていけるような感覚が呼び起こされる。今作はこれまでの歩みを知れると同時に、13.3gのこれからの活躍を予感させる一作だ。まだの人はぜひ今、出会ってほしい。(成瀬諒花)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年3月号より)
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